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中国でクレジットカードを使う時は注意

2011/04/06

クレジットカードは、ほぼ万国共通で、とても便利な存在です。通常、私はメインのカードと、万が一、使えなくなった場合に備えてサブのカードと合わせて2枚を持参するようにしています。

このクレジットカードは確かにほぼどの国でも使えます。しかし、VISAやMASTER、JCBなどおなじみのカードブランドがとても使いにくい国が中国です。

まず、中国は世界の常識が通用しない国、と考えたほうがいいかもしれません。第一、英語もほぼ通じません。表記が漢字なのでなんとなく想像がつく場合もありますが、話されたり話したりの会話では、まったく中国語がわからないため、いつもお手上げです。

そしてクレジットカードですが、中国では「銀聯」というカードブランドが幅を利かせています。日本でも最近、中国人観光客の急増によって、銀聯が使えるお店がどんどん増えています。もし、よく中国に行く人なら、あらかじめ日本でこの銀聯カードを作って持って行ったほうがいいかもしれません。

では、VISAカードなどがなぜ使いにくいのかというと、聞くところ、中国当局が銀聯を世界的なブランドとして広めたいための戦略、なのだとか。事実、全世界のVISAユーザーと、銀聯のユーザーの数はそれほど変わらないようです。さすが中国の人口ですが、旅行者にとって中国を旅する中では、不便で仕方ありません。

外資系スーパーなどでは「VISAカード使えます」と書かれてあるところも。でもそれを見て信用して、実は全レジでVISAが対応しておらず、対応しているレジを探すのに連れ回されて結局、カードで決済して終わるのに1時間ほどかかったことが、中国・大連にある日系スーパー「マイカル」でありました。

以後、中国では外資系ホテル以外ではVISAカードをはじめとしたクレジットカードは使わず、人民元を持ち歩く現金主義になりました。あまり多額の現金を持ち歩くことはしていませんが、まさに中国は近くて非なる国、クレジットカードの利用ひとつでもつくづく感じさせられました。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。