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到着…でも機内で1時間以上「足止め」された

2011/02/24

飛行機が目的地の空港に降り立って、タラップがつながれていざ降りようとした時に「足止め」を食らったことがあります。昨年7月、関西国際空港から中国・北京国際空港への全日空のフライトでした。

その原因は、新型インフルエンザ対策。日本はもちろん、世界中がちょうどピリピリしていた時期です。ただ欧州から帰国した直後で、日本ほど欧州では誰もマスクをしておらず拍子抜けしたところで、中国はどうかというとなんと「厳戒態勢」でした。

乗客が機内を降りる前に、重装備した中国公安の衛生担当(?)が数名、機内にドカドカと入ってきて、乗客1人1人を調べ始めました。といっても、顔面に温度計を当てて高熱ではないかを調べる程度だったのですが、乗客の中で1人、疑いのある人物が出てしまったのです。

機内は騒然となりました。が、中国語がまったくわからないので何を言っているかはまったく理解できませんが、ただならぬ雰囲気が漂ってきます。客室乗務員から「私たちにもどうしようもないんです」と謝られてばかりでしたが、こういった時、日系航空会社だとなんとなく安心するものだとも思いました(ANAなので乗員がほとんど日本人)

かれこれ1時間以上経ってやっと新型インフルエンザではない、という結果が得られたようで、機内から解放されました。待ち時間、本を読んだりゲームをしたりで時間をつぶしていましたが、機内にずっと座ったまま出られないという経験はこれが初めてだったかもしれません。

その後、空港で預けた荷物を受け取ろうとターンテーブルの前で待っていてもまったく荷物が出てこず、ふと2つ向こうのテーブルを見るとなんと自分の荷物が回っていた、という経験も。どうしてANAだったのに、キャセイパシフィック航空、しかも香港からのテーブルで回ってくるんだ、と思いながら、あとで中国通の人に聞くと「北京の空港は広すぎるから要注意。中国人、仕事いい加減だから、2つ向こうまでマークしておいた方がいい」とのこと。さすが日本と似て非なる国、中国です。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。