ヨーロッパ旅行記
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イタリアの英雄「ロッシ」の街・タヴッリア

2013/04/25

ウルビーノに近い小さな町 タブッリア

ウルビーノに近い小さな町 タブッリア

タヴッリア、といっても、普通の人は誰も知らないと思います。おそらくイタリア人でも、一部を除いて「タヴッリア?どこ?」という感じで、実際に訪れてみると本当に小さな、小さな町でした。

この町をなぜ訪れたことがあるかというと、イタリアで絶大な人気を誇るオートバイの選手、バレンティーノ・ロッシが住む町、だからです。

ロッシを知っている人なら、タヴッリアはあまりにも有名。ロッシの家はイギリス・ロンドンにもありますが、イタリアではこのタヴッリアにあるというのが通説。そのため、タヴッリアは"ロッシの街"としてアピールしていて、ロッシの公式ファンクラブの本部もあり、ロッシファンにとってはまさに聖地、のような場所なのです。

車でサンマリノからタヴッリアに向かう中で、町に入るとすぐ、ロッシのシンボルカラーのイエローが目に付き、「46」がチラホラ。そして、ある家ではベランダにロッシの顔のボードがドーンと置いてあったり、店にも46のステッカーが大きく貼ってあったり。

町の中心にある広場のそばには、公式ファンクラブの本部もあり、ファンらしき人々がたくさん出入りしていました。横には、ロッシのバールやピッツェリア、さらに裏には、ロッシのグッズを販売するショップまでありました。バールでエスプレッソを注文して飲んでみましたが、店内にロッシの写真パネルが貼ってあり、ファンにはたまらない空間なんじゃないかと思いました。

以前、ロッシが世界チャンピオンになった時、このタヴッリアの広場にはイタリア中からファンが詰めかけてパブリックビューイングも行われたそう。正直、本当にロッシ以外、なにもない町だけど、ファンなら一度、来てみる価値はあるんじゃないかと思います。車だとなんとか行けるだろうけど、バスだと本数も少なそうだし、厳しそうだけれども・・・

ちなみに、ロッシは2013年から2年ぶりにイタリアのドゥカティから日本のヤマハに復帰します。ドゥカティ離脱が決まったからか、早くもグッズがセールされていたのは、さすがイタリア。でも「来年になったらみんな、ヤマハになってるよ」とイタリア人が言っていた通り、ロッシの人気はまだまだ不滅だと思いますね。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。