ヨーロッパ旅行記
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ローマ・テルミニ駅で怪しげな人物に遭遇

2013/04/19

多くの利用者で混雑するテルミニ駅 ※画像はイメージです

多くの利用者で混雑するテルミニ駅 ※画像はイメージです

ローマは治安がよくない、特に、テルミニ駅には要注意・・・と、日本の観光ガイドブックによく載っています。実際、自分の周りにも、テルミニ駅でスリの被害に遭った、という人もチラホラいます。

テルミニ駅に限らず、イタリアの駅は通常、自動改札機がないので、誰でも入ることができる状態。だから、鉄道に乗らなくてもホームに行くことができ、鉄道を眺めることができるのはとてもうれしいのだけど、誰でも入れる、というのは実はとても危険なことだと、イタリアに限らず、海外でいつも感じます。

だから、テルミニ駅では警戒度MAXで、周囲に最大限の注意を払って歩いていました。でも一度だけ油断してしまいました。

テルミニ駅から郊外に向かう電車に乗る時、ちょっとボーっとしてしまい、スーツケースを引っ張りながら自分が乗るホームの前に立っていた時、声をかけられました。「切符は刻印機を通さなきゃいけない」と・・・何度もイタリアの鉄道を利用していたのでわかっていたけど、とりあえずその刻印機の前に付いていき、次に「あなたが乗るのは何号車?」と聞かれ、はっとわれに返りました。

もしかして、本当に親切心かもしれないけど、何号車か教えて狙われ、荷物を取られるのでは・・・と、一瞬でそんなことが頭をよぎりました。たぶん、どこかの観光ガイドブックの被害例を思い出したのだと思います。そして、「ちょっと用事、思い出した」と言い、ホームと反対側、人が多いバールに向かって足早に逃げました。しばらくしてもう一度ホームに行く時はサングラスをかけ、歩くというより走るぐらいのスピードで、自分が乗る号車の車両に向かいました。

人を疑ってかかる、日本ではほとんどあり得ないけど、イタリアで、しかもローマだったら十分にあり得ることだと、再認識。今回もなにも被害には遭わなかったけど、油断したらダメだと痛感しました。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。