ヨーロッパ旅行記
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ローマの休日にも登場した「真実の口」

2013/04/02

「ローマの休日」に登場した真実の口

「ローマの休日」に登場した真実の口

ローマを舞台にした映画といえば『ローマの休日』。オードリー・ヘップバーンが主演したローマの休日は今でも人気の映画としてランクインしています。そして、ローマの休日に登場した場所はいまや観光スポットに。その1つ、「真実の口」に行ってきました。

真実の口は、サンタ・マリア・コスメディン教会にあります。マルケルス劇場前からマロニエ並木のテヴェレ川に沿って200メートルほど歩くと、フォルトゥーナの神殿に到着。4本のイオニア式の柱の正面に三方を柱型の壁で囲まれている紀元前2年に建てられた神殿で、川と港の神をまつっているそう。ローマに数ある神殿でも状態がよく、これはたまたま見たのだけど一見の価値ありだった、と思いました。その先にある、ヴェスタの神殿も見もの。

そして、この神殿の目の前にあるのが、真実の口広場。「嘘つきが手を入れると噛まれる」という中世の言い伝えがあるとグレゴリー・ペック演じる新聞記者がいい、オードリー・ヘップバーン演じるアン王女がおそるおそる手を入れたシーンで有名です。

教会の入り口を入ってすぐ左に、河の神の顔をかたどった大きな石の円盤が、その真実の口です。自分が行った時も、教会の外まで並んでいたので、すぐわかりました。平日の夕方でも30分以上並びましたから、休日など大変な人出なのでは、と思います。閉館時間の1時間前に締め切られた、といううわさも聞いたことがあります。手を入れて写真を撮る観光客がたくさんいるので、早めに行かないと入ることすらできません。

もともと古代、井戸のふただったようです。手が抜けないか否かは、実際に現地で手を突っ込んでみればわかります(苦笑)

ローマには、真実の口のほかにも、ローマの休日に登場したスポットがたくさん。1つ1つめぐるだけでもなかなか楽しいんじゃないかと思います。唯一の心残りが、ローマに行く前に映画を見る時間がなかったこと。今度行く時は絶対にローマの休日を見てから訪れたいものです。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。