ヨーロッパ旅行記
パリ、ローマ、ヴァティカン、カットーリカなどの旅行記を紹介します。

カトリック総本山「サン・ピエトロ大聖堂」

2013/04/03

サン・ピエトロ大聖堂の内部

サン・ピエトロ大聖堂の内部

ヴァチカン市国のサン・ピエトロ広場

ヴァチカン市国のサン・ピエトロ広場

ローマは、イタリアだけじゃなく、ヴァチカン市国という世界で一番小さな国があるのは、誰もが知っているかと思います。厳重な国境などはなく、ローマのテルミニ駅から地下鉄で最寄り駅まで行き、歩いているうちにいつの間にヴァチカンに着いていました。いったいどこが"国境"だったんだろうか、まったくわからないまま・・・・・

ヴァチカンでまず訪れたのが、サン・ピエトロ広場。イタリアの彫刻家ではミケランジェロに並ぶほど有名なベルニーニによるデザインで1667年に完成したこの広場は、カトリックの総本山、サン・ピエトロ大聖堂の正面にあたり、大聖堂に続く玄関口でもあります。広場の直径はなんと240メートルもあってすごく広かったですし、30万人以上も収容できるそうな。

広場の真ん中には、西暦40年にエジプトから運ばれた高さ約25メートルのオベリスクが堂々とそびえていました。このオベリスクを円形に囲む回廊も見もので、140もの聖人像が並ぶ大柱廊になっていました。少々工事中な部分があり、見栄えがあまりよくなかったのが残念でしたが、古いものを補修しているのは仕方ないです。

そして次に、サン・ピエトロ大聖堂の中に入りました。朝9時半ごろで入場に10分ほどかかりましたが、その後だとさらに行列が長くなっていたので、朝早くて大正解。ちなみに、聖なる場所なのでノースリーブや短パンなどはNG。入場料は教会なので無料でした。

世界最大級の教会堂はやはり圧倒されるものがありました。聖ペテロが処刑された地にコンスタンティヌス帝が349年に建設した墓所が始まりで、ラファエロやミケランジェロらが再建して完成したのが1626年。着工から120年かかったそうです。

大聖堂を入ってすぐ右手、ミケランジェロの「ピエタ」は必見。ガラス越しにしか見ることができませんが、まだ25歳の時にこれだけの作品を手がけた、そのすばらしさは十分に伝わってきました。

ほかにも、大聖堂の中央右側に「聖ペテロのブロンズ像」も、足に触ると幸運があるとかで並んでいましたし、ベルニーニ作によるブロンズの天蓋もすばらしい、の一言。

大聖堂で結局、2時間も滞在してしまいました。本当にすばらしかったです。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。