ヨーロッパ旅行記
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ローマ〜リミニ 鉄道の旅 (2)

2013/04/16

イタリア中東部にあるペーザロ駅

イタリア中東部にあるペーザロ駅

ローマのテルミニ駅から、アンコーナ近くの Falconara Mar. という駅にたどり着き、乗り継ごうとしたら電車が遅れたのもあり、乗り継ぎ時間がわからなくなって、とりあえずやって来た電車に飛び乗りました。が、その電車、ペーザロという駅までしか行かないようで、その先さてどうしようか・・・電車に揺られながら考えていました。

Falconara Mar.駅に着いた時、アドリア海のそばで、強い風に海は大荒れ、半ばその悪天候から避難するように電車に乗ったはいいものの、途中の駅で降ろされてしまい、ペーザロ駅でいつ来るかわからない次の電車をホームで待ち続けました。

途中、トイレに行ったものの、バールに立ち寄ろうにもホームが向こう側で、のんびりしているうちに電車が来たら大変で、結局、ホームのベンチに座って待っていました。でも、電車は時間になってもまったく来る気配なし。日本のように、ていねいなアナウンスなどありませんし、ホームの案内表示もそのまま変わらず。それでも、焦る風でもない、たぶん焦ってもエネルギーの無駄ぐらいにしか思ってないイタリア人たちと一緒に待っていました。

日がだんだん暮れてきて、気温も急激に冷え込み、薄着だった身としては本当に寒かったです。でも、ホームに待合室などもない地方の駅です。マジで凍えました。

そして、15分ほど遅れてやっと、ホームにアナウンスが流れました。どうも、電車が来るようです。その電車が見えた時なんだかホッとしました。車内はとても暖かかった。でも、すぐに降りるので寝てしまっては大変、なんとか起きてて降りるスタンバイをしていました。

いざ、駅に着いて降りようとした時のこと、なんとドアが開きません。先にイタリア人が開こうとして開かないことがわかり、「ダメだ!」と言ってとなりの車両に走り出しました。駅から電車に乗ろうとしている人たちも向こう側で半ば、パニックになっていました。もちろん自分も、隣の車両までスーツケースを転がして走り、本当に飛び降りるような状態でホームに降りました。

ローマから約5時間、予想以上に時間がかかりました。しかも最後に、電車のドアが壊れているとは、イタリアでもさすがに初めての経験でした。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。