ヨーロッパ旅行記
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ローマで「地下鉄」を利用した

2013/04/17

ローマ・テルミニ駅の地下鉄乗り場への入口

ローマ・テルミニ駅の地下鉄乗り場への入口

地下鉄は、海外の都市を個人で旅するには欠かせない交通機関の1つ。なんたって、運賃が安いです。たとえば、今回訪れたイタリア・ローマだと、1回1.5ユーロ、1日券6ユーロ。たいていどの都市でもバスも同じ運賃で乗ることができ、1日券だと1日に何度も地下鉄とバスを乗り降りできるから、便利です。

さて、ローマの地下鉄ですが、治安があまり良くないと言われているローマだけあって「あまり乗らないほうがいい」とはっきり載っている日本の観光ガイドブックもあるほど、その評判は決してよろしくない。とはいえ、タクシーで1人、移動する財力はとてもない身としては「なんとかなるだろう・・・たぶん」という、半ば命知らず(?)かもしれない中、テルミニ駅の地下鉄乗り場に向かいました。

まず、切符を券売機で購入しないといけません。有人の窓口のほうが、自動券売機がトラぶった場合になにかと安全、と思ったけど、見ると明らかに外国人(といっても欧米系)で長蛇の列になっていて、自動券売機に挑戦することに。すると、英語画面が表示できたまではよかったけど、硬貨を入れるのに手間取ってしまいました。自動券売機でジタバタするほどジプシーに狙われることこの上ないのは、ミラノの地下鉄でも経験済みだったので、後ろも混んでいるし、気持ちが焦ってくる・・・とその時、横からイタリア人のおじさんが硬貨の入れ方を教えてくれ、事なきを得ました。

ちなみに、ミラノの地下鉄では、自動券売機のまわりにジプシーが群がっていたものの、テルミニ駅では切符売り場に警察官がたくさんいたので、ジプシーの姿は見当たらず。でもおそらく、警察官がいなくなったら現れるでしょうけれど・・・

ローマの地下鉄は、A線とB線の2つのラインのみで、テルミニ駅でクロスする状態なのでとてもわかりやすい。A線はヴァチカンやスペイン広場、オペラ座など、B線はコロッセオ、フォロロマーノなどを通り、主要な観光スポットに地下鉄でほぼ行くことができます。A線よりB線のほうが、駅構内が薄暗く、地下鉄の車両も古く、治安もあまりよくないような雰囲気を感じました。また、中には地下鉄の車内でパフォーマンスをして小銭を集める輩もいるので、ここは警戒度MAXで。

地下鉄でのんきの写真を撮ったり、おしゃべりに夢中になったりしない限り、周囲に注意を払っていれば、早朝や深夜を避ければ、ローマの地下鉄も利用価値が高いと思いました。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。