占い師体験記
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運命とはなにか?

2012/08/01

運命とは法則

運命とはひとつの法則みたいなものなのではないかと思わせてくれるものに、「蟻の法則」というものがあります。私はこの話が大好きで、いままでなんども友人たちに話してきました。昨日、読んでいた雑誌にも、その法則をわかりやすく書いたという「働かないアリに意義がある」という本を紹介されていました。その本にも書いているかもしれませんが、アリの七割は仕事をせずにうろうろしているだけです。けれども、働いているアリたちだけを集めて「巣」をつくらせると、その中からまた七割程度のアリがさぼるようになるというのです。

人間の、たとえば職場という組織でも、誰かしら「標的」になる人がでてきます。いわゆる嫌われ者というか、いじめられる者というか、仲間はずれにされる者がでてきます。そして、その者が辞めたりしていなくなると、今度は別の人がその役割を果たしていくのです。そんな状況を私はなんどもみてきました。だから、転職をしても、かならずひとりは「苦手」なタイプの人がいるものなのですね。私は、動いていないと落ち着かないタイプなので、どんどん動きますが。さぼり気味の同僚がいても、本によれば存在している意義があるということになります。

「ひきこもり」をされている方も、童話の「三年寝太郎」という物語があります。三年寝て暮らした太郎が、その後、地域のために活躍するというお話です。ですから、いつか活躍する時期も来るのではないかと思いますし、蟻の法則は人間にもあてはまるみたいなので、仕事をせずにうろうろしていても、まわりは心配するでしょうが、それもひとつの「法則」なのだろうと思います。誰かが、そうした「お役目」をやらなければいけない、というわけです。自分はなんの役にもたっていないと卑下することなどないのですね。私たちひとりひとり、ただ生きているだけで、存在している「意義」が確かにあるのだと思います。

私の持論としている考えですが、この世界の運をひとつの「量」としますと、その分量は定まっていると考えています。重たい荷物を背負って苦しんでいる人の荷物を少し肩代わりしてあげることができます。その分、荷物を背負っていた人の運がよくなります。ですが、世界の全体的な運の荷物の量は軽くはなっていないのです。そうして考えていくと、運命とはひとつの法則なのではないかと考えています。

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ライタープロフィール

MUMUさん/男性/年齢:50代/新潟県在住/神社が好きで日本各地をまわっています。趣味でボーカロイドでの音楽作りやギターでオリジナルの歌をつくり、ときどきライブもしています。自分らしく生きることをモットーにしています。