スペイン セビーリャ
「アンダルシアが満喫できる街歩き」「ヒラルダの塔」「アルカサル(王宮)」「黄金の塔」「サンタ・クロス街」などセビーリャを紹介します。

アンダルシアらしい光景を堪能!「サンタ・クロス街」

2014/09/08

セビーリャのサンタ・クロス街

セビーリャのサンタ・クロス街

いかにもスペイン、アンダルシアらしいバルやカフェが狭い路地に軒を連ねる、セビーリャで最もにぎやかなエリアとして有名なのが「サンタ・クロス街」です。ここは、アルカサルの北側にあり、かつてはユダヤ人居住区でした。1492年、そのユダヤ人が追放されてから、貴族など裕福な人々が住み着くようになったそうです。

昔ながらのたたずまいが感じられるバルも多く、このサンタ・クロス街に足を踏み入れたとたん、「アンダルシアにやってきたんだ」と実感できました。迷路のように入り組んだ細い路地が続き、古いランタンのある白壁の家々が並ぶエリアは、歩いているだけで楽しかったです。かつて、画家のムリーリョも住んでいたというサンタ・クロス街、バルコニーは花であふれ、鉄柵越しには、噴水や鉢植えが並ぶ中庭(パティオ)もチラッと見えました。

「セビーリャを見ていない人は、奇跡を見ていない人」

そんな言葉もあるそうです。特に、春から夏、秋にかけての夜、このサンタ・クロス街を歩くと、バルから歌声やギターの音色が聞こえてきて、ジャスミンやオレンジの香りが漂い、満天の星空の下、アンダルシアの夜が堪能できるとのことです。しかも、忘れてはならないのが、セビーリャがフラメンコの本場であること。観光客向けのフラメンコショーも夜な夜なセビーリャの街では開催されています。自分は見に行く時間がなかったのが残念でしたが、このサンタ・クロス街のそばでフラメンコの衣装を着たダンサーに何度かすれ違いました。

イスラム教とキリスト教、その両方の宗教による文化が混じりあった街が、セビーリャです。だから、今まで訪れたどのスペインの街よりも独特の雰囲気がありました。

サンタ・クロス街では、ランチを提供するバルも多く、もちろん夜はバルのはしごをしながら本場のワインを堪能する楽しみもあります。リーズナブルな価格の宿もこのエリアは多いので、滞在するととことん楽しめます。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。