スペイン グラナダ
アルハンブラ宮殿の「チケット入手と交通アクセス」「ナスル朝宮殿」「アルハンブラバス」「見どころの多い街」を紹介します。

アルハンブラ宮殿 メインの「ナスル朝宮殿」は見逃せない

2014/06/27

アルハンブラ宮殿 メインの「ナスル朝宮殿」は見逃せない

アルハンブラ宮殿 メインの「ナスル朝宮殿」は見逃せない

スペインのアンダルシア地方を代表する観光スポット、アルハンブラ宮殿を訪れたなら、宮殿の心臓部にある「ナスル朝宮殿」はぜったいに見逃せません。インターネットの事前予約でこのナスル朝宮殿の入場時間入りのチケットをなんとか予約し、夜6時からの入場だったので、30分ほど前から並んでいました。ちなみに、入場は30分ごとで、決められた時間以外は早めにも遅れても入場できません。

入口での手荷物検査を経て、宮殿の中に入りました。まず、小さな扉を入ると「メスアール宮」でした。メスアール(裁き)の間があり、ここは宮殿で最も最古に現存する部分。続いて、メスアールの中庭がありました。そして、ファザードをくぐるとこの宮殿の中心部にあたる「コマレス宮」で、アラヤネス(天人花)の中庭いっぱいに造られた青い池がとてもステキでした。

その後、有名なライオンの噴水がある「ライオン宮」にたどり着きました。ここは王室のプライベート空間です。ライオンの中庭に面する3つの部屋のうち、南側にある「アベンセラッヘスの間」は、政界の最大勢力だったアベンセラックス家の男性36人が抵抗勢力によって皆殺しにされた部屋で、飛び散った血がライオンの噴水を通じて中庭まで広がったエピソードが残っています。しかも、この中庭のまわりにはハーレムがあったそうです。

そんな当時を想像しながら見学するのもなかなか興味深いものがありました。

また、東側にある「諸王の間」には、ナスル朝歴代10人の王の肖像が描かれていて、北側の「二姉妹の間」は最も古い建物でイスラム教徒による珍しい具象芸術と推定されています。さらに奥に行くと「リンダラハのバルコニー」で、ここから先にワシントン・アービングがかの有名な『アルハンブラ物語』を執筆した部屋を経て、パルタル庭園に出ました。

ナスル朝宮殿はとても短時間で見学できるところでなく、見どころが多すぎました。あらかじめ入場制限されているので、観光客が多すぎることがないのもよかった。機会あればもう一度じっくり見学するため、再訪したいところです。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。