スペイン セビーリャ
「アンダルシアが満喫できる街歩き」「ヒラルダの塔」「アルカサル(王宮)」「黄金の塔」「サンタ・クロス街」などセビーリャを紹介します。

「ヒラルダの塔」に登って街を一望する!

2014/08/21

セビーリャ大聖堂とヒラルダの塔

セビーリャ大聖堂とヒラルダの塔

カテドラルに隣接する「ヒラルダの塔」は、高さ97メートルあり、この塔はカテドラルの入場者なら誰でも登ることができます。

ヒラルダの塔に上る入口は、ちょっと分かりづらかったですが、カテドラルの中にありました。その入口や、上っていく途中の通路の幅はやや狭いので、展望台から降りてくる人優先で道を譲りつつ、どんどん上に向かって行きます。

ちょっと不思議だったのが、通常、この手の塔などは"階段"なのに、ヒラルダの塔は坂のようになだらかな通路を上り下りしていくこと。ただ、自分がひざを痛めていて階段が苦手なので、これはちょっと助かりました(苦笑)

展望台に上る途中から、窓の外にセビーリャの街を一望できますが、そこで立ち止まっていてはなかなか展望台にたどり着けないので、サッサと上ってしまったほうが正解でした。そして、最後まで上りきったところで見えた景色がもう最高でした。この日はとても天気が良かったのもありますが、四方八方からセビーリャの街並みが塔の上から眺められるのは圧巻でした。がんばって上った甲斐は十分にありました。

ヒラルダの塔、その歴史を紐解くと、12世紀末、イスラム教徒のアルモアデ族によってモスクのミナレット(尖塔)として建てられたのがはじまりとのことです。プラテレスコ様式の鐘楼は16世紀に追加で建設されたそう。塔の一番上に見えるブロンズ像は、風にあおられると回転するのも必見です。ヒラルダとは風見、という意味なのに由来しています。

カテドラルから上った展望台は高さ70メートル地点にあります。ここから、これから向かう次の観光スポットの位置をチェックするのにも役立ちました。赤茶けた屋根の色と白い壁がいかにもアンダルシアらしく、いくら写真を撮っても飽きませんでした。

ちなみに、ヒラルダの塔への入場料は、カテドラルのチケットに含まれます。大人だと8ユーロでした。カテドラルとともに、セビーリャでぜひ立ち寄るべき観光スポットだと思います。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。