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空港が薄暗い−成田、大震災の影響

2011/10/27

大震災の影響

大震災の影響

地下通路

地下通路

まだ昼間なのに、なんとなく薄暗いターミナル。これが日本の玄関口である成田国際空港の現状です。(5月の様子)

2011年3月11日に発生した東日本大震災の影響で、東京電力エリアで電力不足が懸念されているのは、すでにご存知の通りだと思います。そして、コンビニエンスストアや自動販売機などの電気が一部、消えているのをはじめ、空港や駅なども例外ではありません。

今回、震災から2ヶ月弱経った新東京国際空港、通称・成田空港を利用した時、ターミナルのいたるところでその影響が見られました。

まず「動く歩道」がほとんど止まっていました。電力の節約のためであることは明らかです。しかし、広くて長いターミナルを、重い荷物を持って移動するのは、とても大変です。とは言っても、この状況下では仕方ありません。普段、この動く歩道のありがたさを痛感しました。もっとも上りのエスカレーターはちゃんと動いていました。これは助かりましたが、普段いかに日本は電気を使うことで機能しているかがよくわかりました。そして、ただ電気を止めるだけで、いきなりこんなに不便になるものか、も。

そして、ターミナル内にあるショップも、ほぼ半分が閉まっていました。ただこれらの閉店はもしかして羽田に新たな国際線ターミナルがオープンした影響かもしれません。もちろん、利用している人もまばらです。とてもにぎわっているには程遠い。

そう、なによりもターミナルに人があまりいません。海外からの観光客やビジネス客も大震災を機に激減したと新聞などのニュースで見かけましたが、まさにその通りでした。国際線のターミナルなのに、外国人がいない。

これまでずっと関西国際空港を利用してきて、今回初めて成田を利用してみたら、ちょっと残念な印象でした。関空よりもたくさんの路線が運行されているので確かに利便性はいいです。でも、ターミナルでの充実度、そして利用のしやすさは、コンパクトで機能的な関空のほうが上ではないかと思わされました。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。