フィリピンってどんな所?
フィリピン、セブ島在住のJack天野さんがフィリピンの魅力を紹介します。

フィリピンの出来ちゃったリゾート

2012/09/02

フィリピンには外国人の出来ちゃったリゾートが沢山あります。高級リゾートが立ち並ぶエリアからは離れていますが、個人まりとした家族的な暖かさと価格の安さが魅力です。

フィリピンでは、タウンから1時間も車で移動すると豊かな自然が贅沢に残っているのです。しかも、現地人価格ならば1m2300ペソから1000ペソで購入できます。

日本人は特に海沿いの広い土地を好むようです。
1000m2300坪未満で、高くても100万ペソ(200万円)
3000m21000坪未満で300万ペソ(600万円)安ければ、90万ペソ(180万円で購入する事もできます。

セブ島の中心地から車で1時間30分ほど行った所に、ダナオという集落があります。ダナオ出身のフィリピーナとメールフレンドになり、国際結婚した知人がいます。某飛行場の管制官を長年勤め上げ、悠々自適での海外移住でした。ダナオは、セブから離れているので都会ずれした所が無く、素朴な景観と人情に触れる事が出来ます。しかし、反面では都会との貧富の差を感じさせます。

町の交通手段は、自転車の横にリヤカーを付けて座席を二つ取り付けた、バイシクルという乗り物がメインです。大人に混じって小さな子供達が小学校にも行かずに一生懸命ペダルを漕いでいます。

さて、出来ちゃったリゾートですが始めは嫁さんの自宅の近くに家を建てる、物件探しから始めたそうです。家の前を二人乗りのバイクがしょっちゅう行き来するので、何か有るのかと尋ねたらラブホテルがあったそうです。ダナオは貧困家庭が多く、自宅が小さいのに大家族なので夫婦や恋人達が良く利用するのです。そこで、隣の敷地3000平米を購入し、ラブホテルと自宅を建てる計画に変更しました。

出来ちゃったリゾートのオーナーとは、地球の田舎暮らしというBBSの仲間で計画に対するアドバイス等もしていました。

暫くして、外国人向けのエアコン付きを3部屋作ったから遊びに来ませんかと誘われました。セブ島の国際空港を出ると車で向かいに来てくれて、1時間30分の道のりも会話が弾みあっという間に到着しました。到着した時は深夜で何もわかりませんが、翌朝起きて見ると部屋の前には、ジャグジー付きのプールが出来上がっていました。プライベートビーチの砂はホワイトサンドではありませんが、水道水のように澄みきっています。奥に立ち並ぶ現地人用のニッパヤシの部屋とは別世界です。

更に、カラオケボックスを追加し、パーティハウスを作り、外人用に6部屋を追加し、レストランまで作りました。ネイティブ用のニッパハウスも何れ外人用に改装するようです。奥さんも中々のアイデアウーマンで、ホテルでの結婚式をプレゼンしています。思いっきり田舎の出来ちゃったリゾートは、何にも無い贅沢を感じさせてくれる一級品の隠れ家です。

サンシャイン シン ビーチリゾート

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ライタープロフィール

Jack天野/男性/年齢:50代/セブ島在住/13歳より横須賀の将校クラブでドラマーデビュー、20歳でハモンドオルガン奏者、その後ピアノの弾き語りとしてファイアットリージェンシーと契約し東南アジア各国のホテルロービーピアニストを務めました。ちょっとマイナーな部分も含めて、楽しい記事を書きたいと思います。宜しくお願いします。