フィリピンってどんな所?
フィリピン、セブ島在住のJack天野さんがフィリピンの魅力を紹介します。

フィリピン料理は甘辛酸っぱ

2012/06/04

フィリピンのセブ島は世界有数のリゾート地として知られています。青い海と白い砂、魚影も濃くイルカやジンベェ鮫と泳げるダイブスポットがあります。フィリピン料理は、甘い 辛い 酸っぱいが絶妙のバランスで、南国独特の味のハーモニーにカルチャーショックを受けました。中でもシニガンと言う料理は絶品です。

ブイヨンスープをベースに豚肉、牛肉、オクラ、インゲン、青梗菜、魚介類などを煮込み、トマトを握りつぶして混ぜ合わせます。酸味はタマリンドと言うビニガーを使用し、甘味はサトウキビから作るブラウンシュガー、そして辛味は青唐辛子で引き出します。はじめは青唐辛子をオクラやインゲンと間違えて食し、余りの辛さに汗だく涙目になってしまいました。レストランの定番メニューですが、一般の家庭料理でもあり食材は特に決まっていません。

スープをひと口飲むと心地よい酸味と甘味が広がり、追いかけるように辛味が味を引き締めます。豚肉はスープを吸い込み脂に旨味を感じさせ、牛肉を使う場合は骨付きで骨の髄を食べる事ができます。シニガンは魚介、豚肉、牛肉の三種類からオーダーする事ができます。

ご飯の上にスープをかけて食べるのがフィリピン流ですが、暑さバテで食欲が無い時でもサラッと食べる事ができる栄養バランスの良い料理です。

現地のデパートではシニガンのインスタントスープを売っています。お土産に持って帰ると日本でシニガンを作る事ができ、鍋料理のメニューが一品増えますね。

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ライタープロフィール

Jack天野/男性/年齢:50代/セブ島在住/13歳より横須賀の将校クラブでドラマーデビュー、20歳でハモンドオルガン奏者、その後ピアノの弾き語りとしてファイアットリージェンシーと契約し東南アジア各国のホテルロービーピアニストを務めました。ちょっとマイナーな部分も含めて、楽しい記事を書きたいと思います。宜しくお願いします。