フィリピンってどんな所?
フィリピン、セブ島在住のJack天野さんがフィリピンの魅力を紹介します。

フィリピンの水道について

2012/07/02

フィリピンには上水道の設備が都心部にあります。下水道の設備は無く、殆どが側溝を通じて河川や海に流されています。

昔の政府観光省パンフレットにはフィリピンの水道水は綺麗で衛生的です。担当者が毎日飲んで安全を確認しています。と書いてありました?

現在は、日本などの援助により浄水場が設置されていますが、外務省では、水道水を飲まずにミネラルウォーターを飲むよう推奨しています。

私は水道水を煮沸して飲んでいますが、腹痛や下痢になったことは一度もありません。一般の家庭では、大きなポリタンクに入った透過浸透水を買っています。フィリピンは水ビジネスが盛んで、カップ1杯1ペソ(2円)の簡易水売り器が出回っています。

水道料金は、家族3人で月に300ペソ(600円)位で、月に一度請求書がきたら水道局に支払います。

日本との違いは、水道管が道路までしか来ていない事です。水道のメーターも自分で購入しなければなりませんし、自宅まで水道管を引きこむのも自腹になります。一番安価なゴムホースを自宅まで引いても、数百メートルあれば結構な値段が掛かってしまいます。

しかし、貧困層の集落には共同井戸が幾つも掘られていて、夕方になると大勢の人達が井戸に遣ってきます。私の家の傍にもありますが、水は柔らかく、無味無臭、口に含んだ時「あ!山の湧き水だ」と感じました。こちらはどれだけ使用しても無料です。

洗濯は頭にカゴの載せて近くの川まで行きます。川では洗濯専門の女性もいて、1家族分50ペソ(100円)くらいで洗ってくれます。

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ライタープロフィール

Jack天野/男性/年齢:50代/セブ島在住/13歳より横須賀の将校クラブでドラマーデビュー、20歳でハモンドオルガン奏者、その後ピアノの弾き語りとしてファイアットリージェンシーと契約し東南アジア各国のホテルロービーピアニストを務めました。ちょっとマイナーな部分も含めて、楽しい記事を書きたいと思います。宜しくお願いします。