フィリピンってどんな所?
フィリピン、セブ島在住のJack天野さんがフィリピンの魅力を紹介します。

フィリピンは貧富の差が大きい国

2012/05/10

フィリピンは、10パーセントの富裕層と80パーセントの貧困層に仕分けされていると言われています。これは、日本で言う独占禁止法にあたる法律が無く、オンリーワンはナンバーワンなのです。

富裕層は、日本のお金持ちとは比べ物にならないほどの資産を独占し広大な敷地にガードマン、子守、お手伝い、庭師、運転手など数十人の使用人を雇った生活をしています。

お金さえあれば、フィリピンで手に入らない物はありません。高級自動車やクルーザー、映画に出てくるような豪華な室内家具と家電製品そして衛星アンテナでのインターネットなど、何でも思いのままに暮らす事ができます。

一方の貧困層は、近くの竹を切り出してヤシの木に登り葉を取ってきて1日で家を建ててしまいます。昔話の3匹の子豚で言えば、藁の家といえる作りです。

電気や水道は、自分の所まで電線と水道管を引かなければならず道路から遠い家には電気も水道もありません。

しかし、集落には何箇所も共同井戸があり、ミネラル豊かな天然水を飲む事ができます。テレビやラジオがある家は、小さなバッテリーを使用しています。

殆どの貧困層は子沢山で4人、5人は当たり前という家族構成です。仕事が無いので、子供達は小学校にも行かずゴミを拾い1日50ペソ(100円)で家族全員が生活している事もあります。

スクワッターといわれるエリアに行った事がありますが僅かなお米にカラモンガイという世界で最も成分を多く含む葉っぱの雑炊が主食です。

しかし、子供も親も楽しそうに笑いながら食事をしている姿を見ると富裕層にはない幸せを感じる事ができました。

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ライタープロフィール

Jack天野/男性/年齢:50代/セブ島在住/13歳より横須賀の将校クラブでドラマーデビュー、20歳でハモンドオルガン奏者、その後ピアノの弾き語りとしてファイアットリージェンシーと契約し東南アジア各国のホテルロービーピアニストを務めました。ちょっとマイナーな部分も含めて、楽しい記事を書きたいと思います。宜しくお願いします。