フィリピンってどんな所?
フィリピン、セブ島在住のJack天野さんがフィリピンの魅力を紹介します。

フィリピンはおもちゃ箱を引っくり返したテーマパーク

2012/05/31

フィリピンを一言で表現すると、「おもちゃ箱を引っくり返したテーマパーク」ではないかと思っています。おもちゃ箱の中を引っくり返せば、ガラクタからゴミ。そしてプレミアが付くようなオモチャが出てくるような面白さがあります。街で拾った物や盗品、税関の没収品や密輸品に大量のコピーが、道端で売られています。

山積みされた50ぺソ(100円)の中には、本物のカルチェやプラダのバッグが有ったり、偽物と思って買った200ペソ(400円)の古い時計が本物だった事もあります。

殆どの商品には値札がなく、交渉して買い手と売り手が一致すると購入する事ができます。ただし、ハッキリ外国人と判る場合、はじめから5倍、あるいは10倍の値段を言ってきます。

フィリピンで一番カルチャーショックを覚えた事は政府系の職員が大衆の前で堂々と賄賂を要求していた事です。

空港では、出入国審査官がわざと時間を掛けて「早くしてあげようか?」といい賄賂を要求します。VISAの更新でも、賄賂を払えば1時間で済み、払わなければ1日掛かった事もあります。しかし、現在はネットが普及し少なくなりました。数千円で早いならその方が良かったと思う事もあります。

もうひとつショックを受けたのは、車やバイクの車検と免許書の取得です。フィリピンでは車検が無く、かわりに持ち主である証明書をお金で取得するだけです。

床に穴が開いているタクシー、ヘッドライトもテールランプも方向指示器も無いバイクと車、特にバイクは三人乗りは当たり前、最高6人乗りも目撃しました。

排気ガスの検査もありますが、検査の時だけマフラーを貸す商売もあります。免許書は試験も無く、お金で買うというイメージです。事故を起こしても自己責任で警察はノウタッチなのです。

ちなみに、私は四輪バイクのバギーにナンバープレートを付けて走っています。

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ライタープロフィール

Jack天野/男性/年齢:50代/セブ島在住/13歳より横須賀の将校クラブでドラマーデビュー、20歳でハモンドオルガン奏者、その後ピアノの弾き語りとしてファイアットリージェンシーと契約し東南アジア各国のホテルロービーピアニストを務めました。ちょっとマイナーな部分も含めて、楽しい記事を書きたいと思います。宜しくお願いします。