みんなの五つ星旅行記
なんて旅は良いんだろう。思い出に残ったとっておきの旅行記を紹介します。

フランス/ヨーロッパの「ナンバープレート」

2012/02/29

フランス・パリで見かけたナンバープレート

フランス・パリで見かけたナンバープレート

近年、ヨーロッパを旅するのがラクなのは「シュンゲン協定」のおかげです。

このシュンゲン協定とは、EU(欧州連合)に加盟するいくつかの国が、出入国審査の簡素化を目指して作ったものです。シュンゲン協定の加盟している国同士だと、パスポートのチェックは基本ありませんし、ヨーロッパは国境がつながっていますから、国と国をまたいでも今はフリーパス状態で、とても便利です。ただ、国境を越えたという"情緒"がないのはやや残念ではありますが・・・

現在、シュンゲン協定に加盟している国は、フランス、ドイツ、ベルギー、オランダ、ルクセンブルグ、イタリア、スペイン、ポルトガル、オーストリアなど。要注意なのは、イギリスで、EUに加盟しているものの、国境審査はしっかり存在します(しかも時間がかかる)

飛行機や鉄道での移動と同様、車での移動でも、このシュンゲン協定は効力を発揮します。国境には、以前の名残で、建物が残っていることもありますが、通常、誰もいないことも多々。また、イタリアとフランスの国境だと「France」の文字と国旗だけということもありました。「あぁ、ここからイタリアじゃなくフランスなんだ・・・」という、島国の日本では考えられないことが起こります。

そして、車のナンバープレートがなかなか興味深いです。シュンゲン協定に加盟している国だと、ナンバープレートも同じなのですが、よく見ると「F」「D」「I」などのアルファベットが。このアルファベット、Fだとフランス、Dだとドイツ、Iだとイタリアを意味します。ナンバープレートを見て「あぁ、この車はイタリアからやってきたんだ」と、フランスでわかることがあります。

国境を越えてやってくる車やバイクは、こんな時代だからこそけっこうよく見かけます。以前、オランダでスウェーデンのバイクを見ました。フェリーで海を渡ってきたのでしょう。ちなみに、イギリスはまたナンバープレートも異なりますが、ヨーロッパ本土でもけっこうイギリスのナンバープレートをつけた車やバイクも走っています。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。