みんなの五つ星旅行記
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フランス/モンマルトルの絵描きに注意

2012/01/17

モンマルトルの丘

モンマルトルの丘

モンマルトルに多い絵描き屋

モンマルトルに多い絵描き屋

モンマルトルが絵描きの街、というのを前回の記事でご紹介しました。しかしこの絵描きたちにちょっと注意しないといけません。

ずっと前からモンマルトルには、画家の卵たちが集うことで知られていました。特に、テルトル広場には、無名の画家たちが集まり、キャンバスを広げて似顔絵を描いたり、絵を売ったりしている光景は、パリの名物でもあります。

でも、さまざまな人が集う場所は「一儲けしよう」と企む人も少なからずいます。

カフェ外のテラスに座っていた時のこと、「日本人ですか〜?」と日本語で声をかけられてビックリ。見ると外国人なのですが、明らかにどこか怪しい。「絵を描きますよ〜いかがですか?」と、どこで覚えたのかと突っ込みたくなるほど上手な日本語です。絵を描いてもらう気などさらさらなかった身としては、あえて日本語ではなく"No, thanks." とだけ言ってあとはフランス語の新聞を読んで目を合わせないでいたら、どこかに行ってくれました。でもまた次、今度は英語で"Are you Japanese?" です。思わず「モンマルトルでぼったくられる日本人、多いんじゃないか・・・」と考えさせられました。

自分の似顔絵を描いてもらいたいなら、近寄ってくる画家かどうかもわからない人間より、テルトル広場に陣取っている画家たちの中で、自分好みのタッチで描く画家を探すのが一番。そして、たくさんの外国人(特に西洋人)が群がっていると「流行っている画家」だと思うので、そこでお願いする方がベストかと思います。また、画家たちは自分の作品もたくさん展示していますから、これらの絵をお土産に買って帰るのも手。もしいくつも買うなら"根切り交渉"をしてもいいかもしれません。

実際、パリのお土産店で絵を買うとけっこうな値段がします。その点、無名の画家の卵たちが描いた絵はそれほど高くなく、もしかして将来、意外な画家に成長するかもしれません。

さらに、モンマルトルには有名な共同アトリエ「洗濯船」跡もあります。マティスやドガらが暮らした場所として知られています。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。