みんなの五つ星旅行記
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フランスの長距離ローカル列車「ter」と途中下車

2012/02/17

ローカル急行「ter」車内

ローカル急行「ter」車内

フランスの長距離列車というと「TGV」がパッと思い浮かぶでしょうが、ローカル線もあります。TGVは基本、パリを中心に放射線状に走っていて、とても速い。でも、そのTGVの路線から外れた場所や、TGVが通過する駅などでは、ローカル線が活躍しています。

このフランス国鉄のローカル線は「ter」という名称です。ローカル線とはいえ、2階建て車両だったり(※ヨーロッパでは非常に多い)、トイレがあったりというのも多いです。

パリからルマンまで、行きは体験もかねてTGVに乗りましたが、帰りは途中の駅で降りたいのもあってローカル線に乗ることに。そしていきなり、ルマン駅で「40分遅れ」なる表示を発見。イタリアも列車はよく遅れますが、フランスでも本当によく遭遇します。ま、イタリアとフランスの国境の町・ヴェンティミリアで電車が"消えて"、2時間立ち往生したことを思えばマシです。

さて、ローカル線では、いろいろな人が乗っています。明らかに金持ちではなさそうなバックパッカーで旅をする人たち、学生、お年寄り・・・近距離利用はもちろん、ルマンからパリまで行く人もいるのでしょう。ちなみに、運賃はTGVの半額ほどです。ただ時間はTGVでは1時間でもローカル線だと2時間以上かかります。

昼間の時間帯だと、ローカル列車もパリに近づくとやや混んではきますが、その他の場所では空いていてなかなか快適です。なにより、窓の風景がはっきり見えるのがやはりいいです。パリ〜レンヌでは、牧草地帯が広がっていました。途中、シャルトルやランブイエ、ヴェルサイユという歴史ある街も通ります。途中下車だって可能です。

ちなみに、この途中下車ですが、パリ近郊だと改札機があるので注意が必要。ランブイエだと、駅員にルマン〜パリのチケットを見せると、無料で改札機を通れる切符をくれました。基本、その日中、切符の行程にある駅ならいくらでも途中下車、出入り自由と聞きました。ただし、ヴェルサイユあたりまではわからないので、念のため(※ほとんどの駅は改札機がありません)

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。