みんなの五つ星旅行記
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フランス/ヴェルサイユ宮殿:広大な「庭園」をひたすら歩く

2012/02/14

ヴェルサイユ宮殿の庭園

ヴェルサイユ宮殿の庭園

ヴェルサイユ宮殿の庭園

ヴェルサイユ宮殿の魅力は、宮殿内部の見学だけではありません。ごく一般的な日本人観光向けツアーだと「ヴェルサイユ半日観光」といった感じで、宮殿をざっと歩いて、見て、そして終わりです。でも、ヴェルサイユ宮殿にはもう1つ、広大な「庭園」が存在します。

庭園は別料金です。でも、パリ観光でおなじみの「ミュージアムパス」や、ヴェルサイユ宮殿の1日券なるものを持っていれば、庭園もフリーパスで入ることができます。とにかくこの庭園は広いです。入ってすぐ、トラムが目に付きます。足に自信がない人は、トラムで庭園内を移動するのも手です。

もう1つ、広大な庭園を移動する手段として「自転車」があります。しばらく運河に向かって歩いていくと、レンタル自転車が見えてきます。大人用から子供用までそろう自転車、移動には最適です。ちょっとした運動もかねて、乗っている人はけっこう多いです。

でも今回、「やっぱり最初に来たからには歩いて見なきゃ」と思って、宮殿からいざ、マリー・アントワネットゆかりのプチ・トリアノンを目指しました。しかし、なぜトラムやレンタル自転車があるのか・・・そう、移動が大変だからです。宮殿からひたすら歩いて1時間は余裕でかかりました。着く頃にはヘトヘトになり、思わずプチ・トリアノンの入り口でジュースを買いました(※絶妙のタイミングでジューススタンドがある)

『ベルサイユのばら』を知っていると、プチ・トリアノンはおなじみ。マンガや舞台の名シーンがプレイバックします。ほかにも、ルイ14世お気に入りだったグラン・トリアノン、大きな運河とボート、さらにマリー・アントワネットとフェルゼン伯爵が逢引したといわれる森の中、実際に牛や羊を飼っている牧場など、庭園の散策はいくら時間があっても足りません。

あまりにずっと庭園を歩いていたので、さすがに疲れました。しばらく芝生の上に座って、寝転がって空を眺め・・・ヴェルサイユ宮殿でのんびりしたこの時間が、今思えば一番、ぜいたくだったかもしれません。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。