スペイン マラガ
ピカソの生まれ故郷マラガの旅行記を紹介します。

ピカソの生まれ故郷を行く

2014/08/06

マラガを走る観光客向けの2階建てバス

マラガを走る観光客向けの2階建てバス

誰もが知っているであろうピカソは、マラガで生まれ、10歳までこの街で過ごしました。その名残(?)がチラホラとマラガの街にあります。マラガ・マリア・サンブラーノ駅にある観光案内所でもらった観光パンフレットの表紙にも、ピカソ。これを手に少しだけマラガの街を歩いてきました。

まず、「ピカソの生家」。この家の内部には、画家だったピカソの父であるホセ・ルイス・ブラスコの油絵、ピカソが洗礼式で着たという衣装や写真などが展示されていました。また、生家の前にあるメルセー広場は、ピカソの遊び場だったようで、この広場にいる鳩が懐かしく、娘にパロマ(鳩)と名づけたエピソードは有名です。

「ピカソ美術館」も見逃せません。ピカソの最初の妻だったオルガとの間に生まれた息子のパオロ、彼の未亡人クリスティーヌとその息子、つまりピカソの孫にあたるベルナルド・ルイス・ピカソから寄贈された約200点もの絵画や彫刻などを所蔵しています。『マンティーリャをはおったオルガ』をはじめ、息子のパオロを描いた『白い帽子をかぶったパオロ』などの作品が常設で展示され、地下には、建物の基礎部分から発掘されたフェニキア、ローマ、イスラム時代の遺跡がそのまま展示されているのも見ものでした。

ほかに、旧市街にあるランドマーク的存在の「カテドラル」も、なかなか立派な建物でした。イスラム時代の要塞だった「アルカサバ」もあり、宮殿の一部とイスラム式庭園が見学できました。自分は今回、訪れることができませんでしたが、マラガの街を一望できる「ヒブラルファロ城」からの眺めは絶景だそうで、城の中央には戦争に関する小さな博物館、そして「パラドール」で宿泊や、テラスで休憩もできるそうです。

さらに、市内からバスで30分ほどのところにある「エル・パロ・ビーチ」の海岸も有名。時間があれば立ち寄りたかった・・・マラガはピカソ以外にも見どころが多い観光都市でした。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。