スペイン マドリッド旅行記
バラハス空港、アトーチャ駅、高速列車「AVE」を紹介します。

ウワサの高速列車「AVE」に乗った

2014/12/22

スペインの高速列車「AVE」

スペインの高速列車「AVE」

フランスの「TGV」、ドイツの「ICE」、そしてスペインは「AVE」。ヨーロッパ各国で高速列車に乗る機会があり、スペインでも乗りたいな〜と思っていたら、ひょんなことからマドリッドからセビーリャに向かう時、AVEに乗りました。

前回の記事で書いた通り、AVEに乗る際、待合室の入口で保安検査とチケットの確認があり、ホームに入る前にもチケットの確認があり……と、他国に比べるとなかなか厳しい乗車システム。AVEには1等席と2等席がありますが、もちろん2等席。とはいえ、新幹線の普通車指定席並みの快適さでした。

マドリッドからセビーリャまでは約2時間。遅れることなく定刻に出発しました。17時発だったので、座席はほぼ満席。途中、コルドバで停車した以外はノンストップでした。

車内では映像プログラムが流されていて、事前に車掌がイヤホンを配って回っていて、そのイヤホンを座席の音声ジャックに差すと聞くことができました。しかし、すべてスペイン語だったので理解不能で、早々に見るのを断念。あとは、車窓から見える景色をボーッと眺めていました。マドリッドは都会ですが、郊外に出るとすぐ田舎になり、まるで絵に描いたような光景が延々と続いていました。スペインといえば、ピカソに代表されるヨーロッパを代表する画家の宝庫ですが、そんな絵画の世界が目の前にありました。だから、2時間近くずっと車窓を眺めていてもまったく飽きることはありませんでした。まるで、テレビ番組の「世界の車窓から」に出てくる、そのままでした。

自分が帰国した後、AVEが高速で脱線して多数の死傷者を出したニュースを見ました。これは、運転手が速度超過していたのが原因のようですが、自分が乗った車両と同じだったので、ニュースを見ていて正直、怖かったです。ただ、自分が乗った時はもちろんそんな危ない予感はまったくしませんでしたし、スペインにしては珍しく(?)セビーリャに定刻で到着しました。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。