イタリア ピエモンテ州
バールの"選手権"で数年前に優勝したことがあるカフェに足を運んでみました

イタリアの「バール」選手権で優勝したカフェに行く

2014/07/15

イタリアの「バール」選手権で優勝したカフェに行く

イタリアの「バール」選手権で優勝したカフェに行く

イタリアでバールといえば、どの街にもある存在。大きな都市にはいくつもあるし、どんな小さな街にも必ず1軒はあります。鉄道の駅にもたいがいバールは併設されています。朝は一杯のエスプレッソから、昼は軽めのランチ、夜はワインを片手に仲間と談笑する・・・・・イタリア人の1日はバールにある、といっても過言ではないほど、生活の中に浸透しています。

そんなイタリアに無数にあるバールの"選手権"があると聞きました。しかも、毎年行われるその選手権で数年前になんと優勝したことがあるカフェが、イタリア北西部のピエモンテ州にあり、近くまで行ったので朝、足を運んでみました。

カフェの名前は"Canterino"といい、土曜日の朝8時過ぎでしたが、すでに駐車場はほぼ満車状態。ヴィエラという街の中にありますが、街の外からわざわざこのカフェにやってきた人も多そうでした。店内もたくさんの人がいましたが、なんとかテーブル席を確保しました。

イタリアでバールというと、カウンター越しに注文して立って飲むイメージでしたが、ここではウェイターがテーブルまで注文を聞きに来てくれました。カフェ(エスプレッソ)が1.5ユーロと、通常のバールだと1ユーロ程度なのでやや高い気がしましたが、バールというよりカフェのようなので致し方ないかな、と。また、朝食としてマーマレード入りのブリオッシュ(クロワッサン)と、トマトとモッツァレラチーズが挟んだブリオッシュのサンドイッチも頼みました。どれも、これまでイタリアのバールで食べたものよりもはるかに美味しい、「絶品」といえるほどでした。

このバールは店内の雰囲気もすばらしく、テーブル席はテラスで外の光が入ってきて明るく、奥はカウンターになっていて立って飲み食いしながら気心知れた仲間との会話に皆、夢中になっているように見えました。また、アンティークの食器なども飾ってありました。近くにあったら思わず通ってしまいたくなりそうなバール、カフェでした。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。