スペイン マドリッド旅行記
バラハス空港、アトーチャ駅、高速列車「AVE」を紹介します。

首都空港「バラハス空港」で荷物が行方不明に

2014/12/12

マドリッド・バラハス空港 第2ターミナル

マドリッド・バラハス空港 第2ターミナル

スペインの首都、マドリッドのバラハス空港に到着した時、事前に預けたスーツケースを受け取るため、ターンテーブルを回って出てくるのをずっと待っていました。が、最後の荷物まで出てきても、自分の黒いスーツケースは出てこなかったです。「うわっ!人生初のロスバゲ(ロストバゲージ)か!?」と、目の前が真っ白になったのは言うまでもなく。

受託手荷物の受け取り場、ターンテーブルの近くには案の定、「手荷物案内所(?)」がありました。しかもすでに数人が、顔色を変えてカウンター越しにスタッフに必死に訴えている、問い合せている、苦情を言っている(?)……ここはスペイン、ラテンの国。数年前、そのスペインでスリに遭って警察に行く羽目になったので、この国の治安の悪さ、いい加減さは身をもって体験しているだけに、今回のスーツケース紛失もすぐに覚悟しました。

そのカウンターで、手荷物の引換用紙(?)みたいなものを差し出すと、スタッフは「あれ、これは…」とその印字された紙の内容を凝視して「荷物、セビーリャ行きになってるけど」と。スペインなのに英語でていねいに説明してくれた内容は、自分の荷物がマドリッド経由セビーリャ行きと印字されていてターンテーブルを回ってこない、とのことでした。そして、「あと20分ほど後にここに来てくれるかしら? スーツケースの特徴を教えてくれる?」と聞かれたので、色は黒、ドゥカティのフラッグをグルグル巻いて付けている……などを伝えると、どこかに電話をかけ、スペイン語でその内容らしきことを言っていました。

そして、20分後に再びそのカウンターへ。実は、保安検査内なので、出口から入ろうとしても扉が開かなかったのだけど、ここはスペイン、いい加減(!)なので、出口が開いたのに便乗して入り、カウンターに行くと、自分のスーツケースが無事に届いていました。

日本だと当たり前のことのように思えるけど、いい加減なスペイン、しかも巨大な首都空港で、本当に20分後にスーツケースが戻ってきたことは"奇跡"のことに感じられたのでした。

関連記事
ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。