整体師が教える健康法
普段の生活でどんなことに気をつければ良いのか?体の歪みは何が原因なのか?肩こり、腰痛解消法など整体師からみた健康について紹介します

アミノ酸を摂るタイミング

2012/11/21

私たちの身体を作る20種類のアミノ酸の内、11種類については、私たちは体内で合成することが出来ます。しかし、残りの9種類については、体内で合成することが出来ないため、食事などを通して、食べ物から摂取しなければならないことになります。これを必須アミノ酸と呼んでおりますが、その中でもとくに、バリン、ロイシン、イソロイシンの3つについては、まとめてBCAAと呼んでおります。このBCAAは、必須アミノ酸の約40%を占めており、アミノ酸の中でも、非常に重要な役割を果たすものとして知られております。

私たちの筋肉を作ったり、そのエネルギーとなったり、さらには、その筋肉の持久力をも高めてくれるものとして、BCAAはサプリとして広く人気を集めております。さて、こうしたBCAA商品を普段から身体に摂り入れても、それはそれで良いのですが、より効果的な摂り方となるタイミングがあります。このタイミングには、多く分けて2通りあり、一つは運動前と運動中の摂取、もう一つは運動後の摂取となります。

私たちの身体は、激しい運動をしたとき、筋細胞がアミノ酸を失ってしまうことになり、それによって筋肉が疲労し、同時に筋肉痛にもなりやすくなるのです。このため、運動前にあらかじめBCAAを摂取しておくことによって、筋肉中のタンパク質の分解を抑え、筋肉疲労を抑える必要があるのです。このことは、運動中でも同じことが言えますので、運動前と運動中でも、適度にアミノ酸のBCAAを摂取することが大切なのです。また、このBCAAには、運動後のストレスを帯びた筋繊維の、超回復を促進させる働きがあることでも知られております。

この超回復とは、一定レベルを超えたストレスが筋肉にかかった場合の、筋肉の回復現象のことで、ストレスによって一部が破壊されてしまった筋肉は、48時間から1週間程度の時間をかけて修復されることになるのです。また、それによって、筋肉は運動前のものよりも、一時的に増えることも確認されております。これを超回復と呼んでいるのですが、BCAAには、この超回復を効率良く促進させる働きがあるのです。そのため、運動後も出来れば30分以内に摂取することが大事なのです。

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ライタープロフィール

ガクドウさん/男性/年齢:50代/横浜市在住、サラリーマン時代から、文章を書く仕事に携わっていた関係から、現在はライターを職とするようになりました。人からちょっと変っていると言われますが、その分、ちょっと違った角度から物を書くことが出来ると思っております。よろしくお願いします。/ブログ