整体師が教える健康法: 普段の生活でどんなことに気をつければ良いのか？体の歪みは何が原因なのか？肩こり、腰痛解消法など整体師からみた健康について紹介します

腰痛のための簡単ストレッチ

2012/10/17

腰痛を起こす原因は、さまざまにあります。なかでも仕事のため、ほとんど1日中、イスに腰掛けたままの姿勢でいる方の多くは、腰痛を抱えておられます。長い時間、イスに腰掛けたままの姿勢でいると、腰の筋肉は固くなり、血行が悪くなってしまいます。

また、筋力も衰えることにより、上半身の重みが直接、腰の骨などに負荷となってのしかかってくることになります。そうなると、常に負担をかけられた骨にも、何らかの障害が発生することになり、それが腰痛の原因となってしまうのです。

こうした場合、腰痛に限ったことではありませんが、症状としての痛みなどが現れる前に、事前のストレッチなどで体をほぐしておくことが大事です。とともに、すでに痛みとして生じている場合でも、イスに座ったままの姿勢で、腰痛を改善させるためのストレッチがあり、これも非常に有効な手段として人気があります。

まずは、背中と腰の筋肉を伸ばすストレッチです。やり方としては、イスに座りながら背筋をピンと伸ばします。足を開いて深く息を吸い込み、ゆっくりと息を吐き出しながら体を前へと倒し、頭が両足の間に入るようなイメージで前屈します。だいたい3秒間ぐらいその姿勢を保った後に、上半身を戻します。

つぎに、イスに深く腰かけ、両腕を思い切り上へと持ち上げます。その際、ひじはまっすぐに伸ばしましょう。そのまま息を吸い込むと同時に、持ち上げた両腕を後ろ側へと反らせていくのです。十分に反らせたら、その姿勢のまま3つ数え、今度は息を吐きながら体を元に戻します。

これが終わったら、今度は、イスに深く腰かけたまま、片方の膝を両手でかかえ、そのままご自分の胸にギュッと強く押し当てるように引き上げ、3秒間はそのままの姿勢を保ちます。これによって、太ももの裏と腰の筋肉を伸ばすことが出来ます。片方が終わったら、もう片方も同じようにストレッチしてください。

この腰痛ストレッチは、オフィスで仕事の合間を縫ってでも出来るものですから、腰痛でお悩みの方は、是非、実行してみてください。これだけでも終わった後は、まるで生き返ったように、体が軽くなっているのが分かると思います。

ライタープロフィール

ガクドウさん／男性／年齢：50代／横浜市在住、サラリーマン時代から、文章を書く仕事に携わっていた関係から、現在はライターを職とするようになりました。人からちょっと変っていると言われますが、その分、ちょっと違った角度から物を書くことが出来ると思っております。よろしくお願いします。／ブログ