整体師が教える健康法
普段の生活でどんなことに気をつければ良いのか?体の歪みは何が原因なのか?肩こり、腰痛解消法など整体師からみた健康について紹介します

疲れた頭をリセットする方法

2012/09/25

一般的にいって、疲れには2種類あると言われております。一つは、筋肉を動かすことにより、乳酸などの疲労物質を発生させることによって感じる疲労感。もう一つは、頭を使うことによって起こる脳の疲労です。私たちの脳は、モノを見たり聞いたり感じたりしたものを、さまざまな情報として頭の中で処理し、それに基づいて、言葉となって発したり体を動かせたり、さまざまな行動へと移すことになります。

そして、そのための処理を行う脳の負担は、実は計り知れないものがあるのです。脳の疲れとは、右と左との脳をバランスよく使用されていないために起こると言われており、具体的な症状としては、体がだるいとかイライラ感となって現れます。脳の疲れを気づかずに放っておくと、脳の機能障害が起こり、これを「躁うつ病」と勘違いして病院を訪れる人も少なくありません。

さて、頭の疲れを即効で解消するには、首の後ろ側にある、上椎という部分を圧迫すると良いと言われております。正確な場所は頸椎の2番目であり、後頭骨の外縁の下のくぼみとなります。この上椎は、脳へと行く血液を司る非常に大事な場所で、ここが固くなり脳へと行く血液が滞ると、頭痛となったり頭が疲れたりとの症状を起こすことになります。また、この上椎は頭の疲れだけでなく、目の疲れにも非常に効果を現し、ここを圧迫することによって目がスッキリとしてきます。

やり方としては、頭の後ろで手を組んで親指を上椎に当てて、押すようにしながら上を向き、5秒ぐらいでもとに戻し、これを3〜4回を繰り返すのです。この運動のコツは、上を向くということ。こうすると、上椎に当てた親指が頭に快い刺激を与えてくれます。長時間に渡るデスクワークや読書などをしていると、脳が充血します。そんな時は、この上椎を刺激することによって脳の鬱血が治まり、頭の疲れを解消させることが出来るのです。また、この部分の圧迫を繰り返すことによって、貧血なども治ると言われております。

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ライタープロフィール

ガクドウさん/男性/年齢:50代/横浜市在住、サラリーマン時代から、文章を書く仕事に携わっていた関係から、現在はライターを職とするようになりました。人からちょっと変っていると言われますが、その分、ちょっと違った角度から物を書くことが出来ると思っております。よろしくお願いします。/ブログ