整体師が教える健康法
普段の生活でどんなことに気をつければ良いのか?体の歪みは何が原因なのか?肩こり、腰痛解消法など整体師からみた健康について紹介します

肩こり解消、簡単ストレッチ

2012/10/15

日本人に多いとされる肩こり。では、欧米人はどうなのかというと、かつては、欧米人に肩こりはないというのが、定説のように言われていたものでした。しかし、実際には、そんなことはなく、彼らといえども肩こりの苦痛は、日本人と同様に味わっているのだそうです。ちなみに、日本で初めて"肩こり"という言葉を使ったのは、明治の文豪・夏目漱石でした。「門」という作品に、肩が「石のように凝っていた」と、表現したのが最初とのことです。

ともあれ、自分にしか分からない、あの重くうっとうしいような肩こり。悪くすると頭痛やめまい、また、吐き気などを伴う場合も少なくありません。そんな肩こりも、わりと簡単なストレッチで、ずいぶんと楽に出来るものです。昼間、会社などで、パソコンの画面を見続けている方のための、簡単な肩こり解消ストレッチがあります。

やり方としては、まず、ご自分の頭の後ろへと片方の腕を持っていきます。そして、いま一方の手で、頭の後ろへと持っていった腕の肘を掴み、ググッと反対側へと引っ張るのです。こうすると、肩から背中にかけての筋肉を伸ばすことができ、血行が促進され、重苦しかった肩が軽くなったように感じられます。片方が終わったら、反対側も同様に腕を引っ張りましょう。

つぎに、体の手前側で、片方の腕の上腕部を、いま一方の手で掴んで引っ張ります。腕を引っ張る際、腰も一緒に引っ張られるようにねじってみましょう。これにより、背中の全部が、ストレッチされていることが分かる筈です。引っ張りの注意点としては、あまり力を入れ過ぎないことです。

さらに、今度は、両手をご自分の手前で組み、組んだままの手のひらをひっくり返して、前方に突き出すような感じで押し出しましょう。グっと前方へと突き出すと、上腕から肩にかけての筋肉が、伸ばされるのが分かると思います。そのままの状態で、組んだままの両手をゆっくりと左右に動かすのです。こうすることによって、肩甲骨とその周辺がストレッチされるのです。

そして、その両手を、今度は上へと持っていき、そのまま後ろへとググッと反り返すようにします。つぎに、いったん組んだ手を解いて、体の後ろで組み直し、そのまま後方へと押し出すというやり方もあります。この一連の作業が終わったころには、肩が軽くなり、目の前がパっと明るくなったような気分になっている筈です。

関連記事
ライタープロフィール

ガクドウさん/男性/年齢:50代/横浜市在住、サラリーマン時代から、文章を書く仕事に携わっていた関係から、現在はライターを職とするようになりました。人からちょっと変っていると言われますが、その分、ちょっと違った角度から物を書くことが出来ると思っております。よろしくお願いします。/ブログ