整体師が教える健康法: 普段の生活でどんなことに気をつければ良いのか？体の歪みは何が原因なのか？肩こり、腰痛解消法など整体師からみた健康について紹介します

必須アミノ酸とは

2012/11/19

私たちの身体は、運動することで、汗によって水分が失われていきます。とくに夏場の暑い時期での運動は、たくさんの水分とともに、ナトリウムやカリウムなどをはじめとするミネラル類も失われていくことになります。このため、運動中はこまめな水分補給が欠かせません。水分やミネラル、ビタミンなどが不足したままですと、足が痙攣しやすくなり、悪くすると熱中症となってしまう危険すらあります。

アミノ酸ドリンクなどは、こうした夏場の運動には、とくに欠かすことの出来ないものです。これを身体に摂り入れながら運動することで、効率的に筋肉の増強が可能となり、その一方、身体の疲れを取り除いてくれる働きがあるため、とくにアスリートたちにとっては欠かせないものとなっております。

さて、人間の身体に必要なアミノ酸は20種類と言われており、その内の11種類は私たちの体内でも合成され、非必須アミノ酸と呼ばれ、残りの9種類については、食べ物などによる体外からの摂取となり、こちらは必須アミノ酸と呼ばれております。私たちの体内では合成されることのない必須アミノ酸は、食べ物や飲み物などから体内へと摂取するしかありませんが、その内のどれか1つが欠けたとしても、私たちの身体の筋肉や血液、また骨などの合成が出来なくなるとも言われる大事なものです。

これら必須アミノ酸の中でも、とくにバリン、ロイシン、イソロイシンの3つはまとめてBCAAと呼ばれ、必須アミノ酸の約40％も占めており、特別なアミノ酸として他と分けられ、分岐鎖アミノ酸とも呼ばれております。この分岐鎖アミノ酸の働きは大きく、筋肉を作る物質となる一方で、その筋肉を動かす、重要なエネルギー源となるとともに、スタミナを長時間に渡って持続させるという効果もあります。

また、この分岐鎖アミノ酸の効果として知られるものに、疲れの原因となる乳酸の発生を抑える働きがあり、そのため、疲労した身体をすばやく回復させるという役割も担っているのです。さらに、運動の直後や睡眠前に身体に摂り入れることによって、運動で痛んだ筋肉を修復させるとともに、筋肉痛などを防ぐとも言われております。

ライタープロフィール

ガクドウさん／男性／年齢：50代／横浜市在住、サラリーマン時代から、文章を書く仕事に携わっていた関係から、現在はライターを職とするようになりました。人からちょっと変っていると言われますが、その分、ちょっと違った角度から物を書くことが出来ると思っております。よろしくお願いします。／ブログ