メキシコってどんな所?
そまちひろさんが1ヶ月滞在したメキシコを紹介します。

サーフィンのメッカ、プエルト・エスコンディード

2016/03/03

海岸線が美しいビーチ

海岸線が美しいビーチ

メキシコのビーチと言うと、どうしてもカリブ海側のユカタン半島の高級リゾートを思い浮かべがち。でもオアハカ州の太平洋側沿岸には、手付かずの海岸線が美しいビーチがたくさんあるんです。

先日、これらのビーチを1週間ほどかけて巡りました。そこで立ち寄ったのが、プエルト・エスコンディード。

プエルト・エスコンディードは、オアハカのビーチの中でも最も開発が進んだビーチ。とは言っても、大型高級ホテルはありませんし、メインストリートもいたってのんびりした地元のレストランやお土産屋さんだけ。カルティエや何やらの高級ショップが立ち並ぶカリブ海リゾートとは比べ物にならないほどのんびりしています。

プエルト・エスコンディードオアハカの太平洋側の海岸線は、大波が立ちやすく、サーフィンのメッカと言われています。このサーフィン波は垂直に盛り上がって、きれいにカールして砕けるため、「メキシカン・パイプライン」とも言われます。世界の10大サーフィンスポットのひとつにも数えられているんですよ。

わたしはサーフィンはしないので、果敢に大波に繰り出していくサーファーを眺めるだけで満足していました。しかし、ほんとに危険なスポーツですよね。自分の3倍も4倍も大きな波に乗って、最後は必ず砕ける波に呑まれるんですから。

サーフィンのメッカ

サーフィンのメッカ

サーフィンとは縁のないわたしが楽しんだのは、シーフード。プエルト・エスコンディードには大きな漁港があり、他のビーチに比べて、種類豊富なシーフードがお手ごろ価格で食べられるんです。

シーフード

シーフード

このセビチェは盛りが良すぎて、2人では食べきれませんでした。

大エビのココナッツフリッター。これもすごいボリューム。

大エビのココナッツフリッター

大エビのココナッツフリッター

どちらも10ドルくらいでしたが、大満足でしばらく動けないほどでした。

プエルト・エスコンディードはどこのビーチに行くにも基点になるので、サーフィンをする人はもちろん、しない人も少し足を止めて、シーフードを楽しんではどうでしょうか。

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ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。