メキシコってどんな所？: そまちひろさんが1ヶ月滞在したメキシコを紹介します。

美しきメキシコの太平洋側ビーチ、マスンテ

2016/02/29

ビーチエリアツアー

つい先日なのですが、現在住んでいるオアハカ・シティを離れて、オアハカ州の太平洋側のビーチエリアツアーに行ってきました。

最初に立ち寄ったマスンテは、200メートルほどのメインロードと、宿やレストランが立ち並ぶツーリストエリアだけの、とても小さな町。ヒッピータウンと言われていて、ドレッドヘアやカラフルなヒッピー服を着た欧米人の若者をよく見かけます。そういう人に需要があるのか、ヨガクラスやヒーリングマッサージ、瞑想クラスの告知があちこちに。

肝心のビーチは、白砂でとてもきれい。ビーチに面してレストランがたくさん立ち並び、エビや獲れたての魚などのシーフードを楽しめます。

マスンテの魅力は、大規模なリゾートホテルなどの開発がまったくなく、自然の海岸地形と、のんびりした雰囲気を楽しめるところ。特に町の西側にある保存エリアは、木々の中を岬まで歩いていくことができ、岬の先端から太平洋に沈む美しい夕陽が臨めます。

ご参考までに、泊まった宿をご紹介。ツーリストエリアをビーチに向かって歩いて、ビーチに出る寸前の右手にある「Agujon」というホステル。Agujonというのはバラクーダのことで、バラクーダのサインが目印です。

ここはカバニャと呼ばれる小さな独立コテージタイプの部屋が充実していて、小高い丘に立っているため、部屋から海が一望できます。建物自体はかなりさびれているのですが、専用バスルームも付いています。ふたりで16ドルほどでした。

オーシャンビュー

また、お気に入りで通っていたレストランは、Agujonの2軒隣のSiddartha。バリ風のオープンエアレストランで、席によってはオーシャンビューです。フィッシュクスクス、ティカマサラ、エビの生パスタなど、「ほんとにメキシコ？」と驚くようなバリエーションの料理の数々。そしてクオリティも間違いないです。

夕方5時から夜10時まではハッピーアワーで、同種のカクテルが2杯で1杯のお値段。ピニャコラーダが感動的に美味しいです。

スタッフもとてもフレンドリーで、サービスも申し分なし。他のレストランに比べてちょっとお値段が張るのですが、それでも1品10ドルほどです。

オーシャンビューのハンモックで読書して、綺麗な夕陽を見て、美味しいカクテルとシーフード。マスンテは、のんびりビーチホリディを楽しみたい人にぴったりのビーチです。

ライタープロフィール

そまちひろさん／女性／年齢：30代／中南米（2013年現在）／フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。