メキシコってどんな所？: そまちひろさんが1ヶ月滞在したメキシコを紹介します。

メキシコの物価ってどんな感じ？

2016/01/28

メキシコの物価

みなさん、メキシコの物価と聞いて、具体的なイメージが思い浮かびますか？　「日本よりは安いんだろうな」とか、その程度ではないでしょうか。

そこで、暮らしてみた感覚で、メキシコの物価が大体どれくらいか、例を挙げて説明してみたいと思います。

前置きとして、例えば東京都心の物価と、沖縄県の物価が相当違うように、メキシコも地域によって物価に差異があります。ここに挙げるのは、あくまでわたしが体験した地域での物価です。

現在わたしが住んでいるオアハカ州は、メキシコの中でも物価が安い地域として知られるところ。

ホテルは例えば中級クラスのダブルルームで30ドル～40ドル。エコノミーホステルで20ドル。ドミトリーで10－15ドルといったところ。大概どこでもWiFiが使えます。

レストランはピンキリですが、気軽な食堂の方が美味しかったりして、そういうところだとお腹いっぱい食べて、ビールも2－3本飲んでひとり10ドルくらい。コロナなどのビールはレストランで頼んでも2ドルくらいなので、激安です。

意外に高くつくのが、交通費。ファーストクラスと呼ばれるラグジュアリーバスは、5－6時間の道のりで40ドル－50ドルくらいでしょうか。トイレもエアコンもついていないセカンドクラスは安いのですが、あちこち停車するため時間がかかり、しかもバスジャックなどの危険があるため、オススメできません。

日常生活の面だと、1人暮らしの部屋の家賃が月200ドル－300ドル、食費が1日10ドルかからないくらい。

最近歯医者に行ってクリーニングしてもらったのですが、5000円くらいで済み、しかも技術も申し分ありませんでした。

ただ、電化製品や一部日用品は、関税の影響なのか日本よりかなり高くつきます。そのため、あくまでベーシックな生活で、特に贅沢しなければ、とてもハイクオリティな生活が安く送れる、というのがこれまでの印象です。

ライタープロフィール

そまちひろさん／女性／年齢：30代／中南米（2013年現在）／フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。