メキシコってどんな所?
そまちひろさんが1ヶ月滞在したメキシコを紹介します。

セクシーすぎる? メキシコ人女性のファッション

2016/02/24

よく「カトリックの国は保守的だから、あまり肌を露出した服を着ないように」などと、ガイドブックに書いてありますよね。メキシコもカトリックの国で、家族をとても大事にしたり、日曜日には必ず教会に行く人がまだ一定数いたりと、保守的な面はあります。

でもことファッションに関しては、保守的という言葉はあんまり当てはまらない気がします。特に暑い地域では、女性はびっくりするような大胆な格好をしています。

よく見かけるのが、透ける素材の薄いノースリーブシャツに、ブラジャーだけというスタイル。これは初めて見たとき「そっち系の仕事の人?」とびっくりしましたが、いたって一般的なようで、あちこちで目にします。

さらにびっくりするのが、首の後ろ側をボタンで留めただけで、背中がぱっくり開いたシャツを着て、ブラジャーの後ろ側が丸見えになっているスタイル。これもどうかと思いますが、まあ涼しいことは涼しいんでしょう。

もちろんみんながみんなこういう格好をしているわけではなく、若い子、それになぜかぽっちゃり系の子にこういうファッションが多い印象が。ある程度以上の年齢の女性は、とてもきっちりスタイリッシュに決めている人が多いです。

こんなに刺激的な光景なのに、不思議なのは男性がまったく気に留めている様子がないこと。見慣れてしまっているんでしょうか。

反対に、男性がよく振り返って見ているな〜と感じるのは、ショートスカートとかホットパンツとかで、足を出している女性のファッション。一般的に中南米では、お尻にボリュームがある女性がもてる傾向があるらしく、胸よりもお尻に目がいくせいで、上半身のスケスケにはあんまり興味がないのかもしれません。

こんなところにも、日本とメキシコの美意識の違いが垣間見えて面白いです。

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ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。