沖縄ってどんな所?
これから沖縄で生活をしたいと思っている人や沖縄での生活を知りたい人に、沖縄育ちのオキナワンさんが現地の情報を紹介します。

沖縄のおばあ、おじいについて

2011/12/28

私には、おばあとおじいの祖父母が居ますが、小さいとき時から可愛がってもらい今でも何かとお世話になっているかけがえのない存在です。私は、生まれた時からつい最近まで祖父母と共に暮らしていてよく聞いたのが戦争に関する体験談でした。

私の祖父母は、元々離島出身で戦争当時は離島に住んでいましたが、戦争は悲惨で二度と起こしてはいけないものだと言われます。離島に住んでいた時には、アメリカとの戦争で毎日鳴り響く砲弾や銃声の音に怯えて防空壕と呼ばれる穴の中にほぼ一日中隠れていたようです。穴の中には子供からお年寄りまで居てみんなお腹を空かしながらも空腹に耐えていたようですが、夜になるとこっそり防空壕を飛び出しては食べ物を探しに行く人が多かったようですが、その人たちはそれっきり帰ってくることがなかったようです。

また、中々隠れて出てこない住民に大してアメリカ軍は、飲み水である井戸に毒を入れることもあったようです。これで多くの人が亡くなったらしいですね。この話は、戦争に関する話しがあると必ずと言っていいほど聞きました。それほど祖父母にとっては、忘れられない事だったんだなぁと思います。

そんな、沖縄では今でも毎年戦争者を追悼するための様々な行事が行われています。学校で出されている教科書に掲載されている戦争の内容と祖父母から聞く話しには、若干の違いがあり、教科書に掲載されている戦争の内容は、多少美化されている感じがします。私は、実際に戦争を体験していないので、どれが本当に正しいのか?確信は持ってませんが戦争体験者である祖父母の話しのほうが真実味があり、信用できます。

このように沖縄のおばあとおじいは、戦争の貴重な証言を持った数少ない生存者であり、沖縄の若者にとって非常に貴重な存在であり、戦争の悲惨さを後世に伝える存在となっています。戦争後は、だいぶ苦労した沖縄のおばあやおじいですが、今ではだいぶ暮らしも良くなりました。いつまでも元気で長生きして欲しいものです。

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ライタープロフィール

オキナワんさん/男性/年齢:30代/沖縄県在住/現在は、アフィリエイトをメインとして常日頃からお金を稼ぐ方法を調べて実践している努力家です。趣味は、毎朝の散歩とスポーツ観戦です。