シンガポールってどんな所?
「観光での楽しみ方」「人との接し方」「食べ物の楽しみ方」「危険の回避の仕方」「現地の気候について」などシンガポールの様子を紹介します。

シンガポール独自の文化や言語について

2018/02/20

ここでは、シンガポール旅行に行く前に知っておくべき「文化」にスポットをあてて お伝えしていきます。ぜひご参考にしてみてください。

昔は文化のない国、最近文化政策に力を入れるようになってきた
シンガポールは比較的小さな国なので、これまで「文化のない国」だと言われてきました。シンガポール国家として成り立ってからまだ50年程しか経過しておらず、比較的若い国だからでもあります。ほとんどの時間を建国や経済部門に費やしてきたので、文化繁栄がなかなかできなかったのです。そして最近ようやく政府がシンガポールらしい文化政策に重点を置くようになり、実際にいくつかの機関を設立しました。2001年には「ルネッサンス都市宣言」を発表し、芸術分野開発に力を注ぐ事も宣言しています。

シンガポールではどの言語を使えばいいの?一番話される言語は?
シンガポールはご存知多民族文の国で、70%以上は中華系が占めています。 その他にも、
・インド系
・マレー系
・アラブ系
がシンガポールの民族を構成しています。ここで気になるのが「言語」の問題です。これだけ多様な人種がいたら、英語なのか中国語なのか、はたまたインド系・アラブ系なのか…。多民族国家は言語が一つに統一できないのが少し不便ですよね。シンガポールはこうした人種背景を考慮し、公用語を
・英語
・マレー語
・タミル語
・中国語
の4つに絞っています。この中で一番よく使われているのが英語です。言語が原因で発生する国家の混乱を防ぐためにも、シンガポール国家を建国する時には学校教育で英語を第一言語とし、第二言語は自由に選べるスタイルが確立されました。世界の共通語は今や「英語」なので、グローバル社会が進む現代では、英語を公用語にするという判断は非常に有利となりました。

シンガポールは生粋の英語ではなくシングリッシュ
ただしシンガポールの公用語である英語は、欧米で話されている英語とは少し異なり、それぞれの民族の言語の特徴が混ざった英語なので、発音が独特です。英語を母国語とするネイティブが聞いても通じない事が多々あります。私もシンガポールの旅行中、現地の人と話す機会がありましたが、英語を話しているようでもリスニングがかなり難しかったです。これは「シングリッシュ」と呼ばれる英語で、シンガポール人が話す英語は少しクセがあるので聞きとるのが簡単ではありません。このため2000年より、正しい英語を話そうというキャンペーンが始まり、教師になるには「NEI」と呼ばれる言語学校に一年間通って正しい英語を習得しなければならなくなりました。このおかげで最近シンガポール人の英語レベルはかなり上がってきています。

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ライタープロフィール

レイさん/女性/年齢:30代/東京都在住/3度の飯よりコーヒーが好き。