アメリカ留学体験記
1990年代のアメリカ留学体験記。行った時期:1990年4月〜1993年7月、滞在期間:約3年

ブラインドタッチができるようになった訳

2018/11/09

アメリカの大学で勉強していた講義の中に、「パソコン基礎」の授業がありました。その当時(かなり昔の話ですが)は、まだパソコンも今のように「一人一台普通に持っていて、PCを使えることが当たり前」の時代ではありませんでした。とは言え私はもともと日本にいる頃から趣味でパソコンを多少触っていたので、普通の人よりはほんの少々知っていることが多かったり、時間をかけながらもなんとかキーボードでの文字入力はできました。

しかし、その頃はまだExcelやWordのような表計算ソフトや文書作成ソフトなどは一般向けに広まっておらず、私もほとんど触った事がありませんでした。折角の機会だったので、きちんと講義を受けて、コンピューターの基礎を始め、ビジネスソフトの使い方を勉強することにしました。

その講義で使用していた表計算ソフトは、その当時世界的にシェアの高かったロータス1-2-3と言うソフトで、少し世代の古い人なら聞き覚えのある言葉なのではないでしょうか。その講義のお陰で、コンピューターが世間一般に広まるよりもかなり早い時期に、ビジネスソフトの基本的な使い方や、ファイルやフォルダー等の操作も勉強することができました。

今、私はIT業界で仕事をしていますが、仕事で当たり前のように使っているExcelやその他各種アプリに関しても、使い方の根本的な理解はその時アメリカで学んだような気がします。

また、文字入力に関しては、私が受けていた授業の中で、キーボードを見ずに文字入力をするブラインドタッチの練習がありました。授業では毎回ブラインドタッチで文字入力をさせられていたことに合わせて、日々ほんの少しづつの時間でしたがコツコツと練習を重ねていたお陰で、今では文字入力に困ることは全くありません。

あの時、真面目に練習していた成果が間違い無く仕事に活きています。もしあの時に、パソコン基礎の授業を受けていなかったら、ひょっとしたら私はIT業界で仕事をしていなかったかも・・・と思うと、なんだか不思議な気がします。

あの頃の自分、「偉い!」って褒めてあげたいと思います。

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ライタープロフィール

ぷれちゃん/男性/年齢:40代/千葉県在住/アメリカの学校を卒業後、日本に帰国し営業職を経てIT業界に転職。システム開発やWeb開発を経験して、現在は熱血システム講師をしています。とにかく好奇心旺盛で、大好きな車に乗りながら、日本各地に温泉グルメドライブしています。