アメリカ留学体験記
1990年代のアメリカ留学体験記。行った時期:1990年4月〜1993年7月、滞在期間:約3年

愛車のクーリングファンが壊れた

2018/10/11

アメリカで乗っていた私の愛車は、中古で買ったHondaの初代プレリュードでした。前オーナーが、自分で修理しながらなんとか乗っていて、かなりの年期が入ってボロボロなのは承知で譲ってもらった車なので、車のトラブルは頻繁に起こっていました。

助手席のグローブボックスが開けずらくなるとか、急ハンドルを切るとバックミラーがズレて落ちるとか(笑)小さな故障はあまり気にせず都度自分で直していたました。ある日、いつもと変わらず車を運転して、近所のスーパーに買い物に行きました。

スーパーに向かう途中の信号待ちをしていた時。ふと運転席のメーター周りに目を移すと、普段は真ん中あたりをさし示している水温計のメモリがみるみる上がっていくではないですか。「何事〜っ!?」と慌てて車を道路の脇に停めてボンネットを開けて中を見てみると、エンジンを冷やすために必要なクーラント液をラジエーターという所で冷却させるのですが、そこに付いているクーリングファンという扇風機のような部品が回っていない。

普通、車は高速で走っていると前から受ける空気によって、そのラジエーターという所を流れるクーラント液の熱を冷ましているのですが、車が停車している時など自然の空気の流れだけでは冷ましきれない場合に、そこに付いているクーリングファンが回って風を送り冷却させるのです。

その大事なクーリングファンが全く動いていませんでした。そのせいで、エンジンで発生した熱を冷やせずに、水温計が上がってしまっていたのです。エンジンを止めて、クーリングファン周りを詳しく見ていくと、配線がすでにビニールテープで補修されている状態。恐らく以前から調子が悪かった様子。仕方が無いので、その補修部分を再度綺麗に補修し直してエンジンをかけると、ファンが周り始めなんとか危機を脱しました。

しかし、その後もちょこちょこファンが動かなくなるので、先を走る車の流れ具合やかなり先の信号の変わるタイミング等を敏感に把握しながら、なるべく止まらずに上手く走り続ける運転テクニックが上がっていきました。ちゃんと人って環境に慣れていくものですね

でも、そのままでは危険なので、その後ちゃんと修理しましたよ

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ライタープロフィール

ぷれちゃん/男性/年齢:40代/千葉県在住/アメリカの学校を卒業後、日本に帰国し営業職を経てIT業界に転職。システム開発やWeb開発を経験して、現在は熱血システム講師をしています。とにかく好奇心旺盛で、大好きな車に乗りながら、日本各地に温泉グルメドライブしています。