アメリカ留学体験記
1990年代のアメリカ留学体験記。行った時期:1990年4月〜1993年7月、滞在期間:約3年

空き缶のリサイクルで小遣い稼ぎ

2018/11/01

アメリカでは、州によって多少違うのですが、缶やペットボトル等のリサイクルができる製品には、少額のデポジット料金を付加しています。当時私が住んでいたオレゴン州もその対象で、製品ごとに違いはあるのですがだいたい5〜10セントぐらいが価格に上乗せされていました。そしてそのデポジットがかかっている缶やペットボトルをリサイクルに出すと、その金額が戻ってくる仕組みが導入されていました。

私は大のビール好きだったので、毎晩の晩酌用に近所のセーフウェイというスーパーで、ケース単位でビールを購入していました。正確な価格は忘れてしまいましたが、日本よりかなり安かったと思います。

数あるビールの中でも好んで買っていたのが、白地に赤く商品名がデザインされているのが特徴的なバドワイザーです。日本でもよく目にしますし飲む機会はあるのですが、やはり本場アメリカは値段も安くてお手頃でした。

いつも、350mlの缶が1箱に24本入ったケースを買って、冷蔵庫には常に冷えた状態で6本ストックしていました。飲み終わった缶は、中を軽く洗った状態で買ったときの箱に1缶づつ戻して、何箱か溜まるとそれらを持って、スーパーに行っていました。

私が住んでいた家の近所のスーパーでは、店内奥にリサイクル用のコーナーがあって、そこで店員さんに声をかけて持っていった缶が入った箱を手渡すと、裏で缶の数を数えてくれます。そして店内で暫く待っていると、リサイクル対象の缶の数を記入した紙を渡してくれるので、それを持ってレジに向かいます。

レジの店員さんにその紙を渡すと、数に応じたお金をその場でキャッシュバックしてくれるのです。1本あたり5セント程度でしたが、ちりも積もればなんとやら・・・です。数をまとめて持っていった時には、ちょっとしたお小遣いの足しになりました。まあ、結局買う時に自分が払ってたお金なんですけどね。

ただ、こうすることでリサイクルに持っていく人は多いんじゃないかなと思います。地球に優しい良いシステムだと思いました。

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ライタープロフィール

ぷれちゃん/男性/年齢:40代/千葉県在住/アメリカの学校を卒業後、日本に帰国し営業職を経てIT業界に転職。システム開発やWeb開発を経験して、現在は熱血システム講師をしています。とにかく好奇心旺盛で、大好きな車に乗りながら、日本各地に温泉グルメドライブしています。