アメリカ留学体験記
1990年代のアメリカ留学体験記。行った時期:1990年4月〜1993年7月、滞在期間:約3年

車上荒らしにやられた〜

2018/09/14

アメリカでの私の愛車である赤い初代プレリュードは、下宿先だった家の前のパーキングスペースに停めさせてもらっていました。その日も普通に学校から帰宅して、車を家主であるBillの車の隣に停めて夜を過ごし、翌朝学校に行くために玄関を出て愛車プレリュードのそばに行きました。すると、なんと車の後部にあるはずの小窓が外されて車の横に落ちていたのです。

全く予想もしていなかった光景に驚き、一瞬何が起きているのかわからず立ちすくみましたが、落ちていた窓を拾いあげて車のドアを開けました。ドアの鍵は外されていて、車内を見ると、運転席横に設置してあった小型のパーソナル無線機が無くなっていました。

完全に車上荒らしにやられたことに気づき、他に被害が無いか、あわてて車内を見渡しました。運転席周りからグローブボックス、後部座席やトランクの隅々まで確認しましたが、パーソナル無線機以外は、盗まれなかったようでした。・・・というより「よく車が盗まれなかったな」と思いましたが、確かに私の愛車は相当ボロボロで、クラッチにも癖があり、ギアをつなぐにもかなりのテクニックが必要なので、そう簡単に動かすことは難しいのですが(笑)

恐らく車上荒らしも、ボロボロの車の価値より、車内にあった小さな無線機の方がよっぽど価値があると見抜いていたのでしょう。可哀そうな我が愛車

被害が無線だけで済んで良かったかな・・・と無理やり自分を納得させた後、外された小窓をなんとか自分ではめ込んで、愛車を元の姿へと戻してあげました。車の窓って案外簡単に外せちゃうんですね。その時初めて知りました。

無事に元通りの姿に戻ったプレリュードに乗り、その日はいつもと変わらず学校へ行きました。その事件以降も、下宿先のいつもの場所に普通に車を停めていましたが、私の愛車が狙われることは2度とありませんでした。盗まれる心配が無いほどボロボロの車でしたが、私の大好きな自慢の車でした。

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ライタープロフィール

ぷれちゃん/男性/年齢:40代/千葉県在住/アメリカの学校を卒業後、日本に帰国し営業職を経てIT業界に転職。システム開発やWeb開発を経験して、現在は熱血システム講師をしています。とにかく好奇心旺盛で、大好きな車に乗りながら、日本各地に温泉グルメドライブしています。