アメリカ留学体験記
1990年代のアメリカ留学体験記。行った時期:1990年4月〜1993年7月、滞在期間:約3年

中古でボロボロのプレリュードをゲット!

2018/08/24

ポートランドに住んでいた頃、生活での行動範囲が少しづつ広くなってきていた為、中古の車を購入することにしました。車を探すにあたっては、コンビニ等の店頭に置かれていた中古車情報が掲載されているフリーペーパーを活用しました。

アメリカは、日本のような厳密な車検制度が無いため、驚く程ボロボロの車がたくさん走っています。かなり年式の古い車も普通に走っていて中古車の流通も多いようで、個人同士での売買も頻繁に行われていました。私が活用したフリーペーパーも、個人の人が自分の車を売るために車の状態や販売希望価格、連絡先などが掲載されているものでした。今でいうネットオークションの紙版みたいな感じです。

店頭で貰ってきたフリーペーパーを隅々まで見て、気になる1台を見つけました。それは、赤いHondaの初代プレリュード。もともと私は大のHonda好きで、日本にいる頃からプレリュードに乗ることが夢でした。当時のプレリュードは、ヘッドライト部分がパカパカと動くリトラクタブルというタイプで、私の中では「かっこいい車No.1」でした。

初代プレリュードは、その当時ですでに10年以上も昔の型で、当然リトラクタブルなんてかっこいい物もついていない、すごくクラシカルなデザインの2ドアクーペでした。それでも、憧れのプレリュードに乗れるかもしれないと心をワクワクさせながら、フリーペーパーに掲載されていた電話番号に連絡し、先方との待ち合わせの場所に行きました。

売主は20代の女性で、やはり私と同じHonda好きの方でした。自分で少しづつメンテナンスしながら乗り継いできたそうです。ボンネットの中を開けると配線等がテープで補修されていて、車内も含めてかなりの古さを感じましたが、憧れのプレリュードに乗れる気持ちに勝てるはずも無く、その赤いボロボロの初代プレリュードを購入することに決めました。代金支払い時には、掲載されていた価格よりも値引きもしてくれたので大変助かりました。

晴れてHondaプレリュードのオーナーとなった私。左ハンドルの真っ赤な初代プレリュードを運転し、鼻歌混じりで家に帰ったのでした。でも、帰宅途中のカーブで曲がった際に、遠心力でルームミラーが外れて足元に落ちたのは内緒です(笑)

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ライタープロフィール

ぷれちゃん/男性/年齢:40代/千葉県在住/アメリカの学校を卒業後、日本に帰国し営業職を経てIT業界に転職。システム開発やWeb開発を経験して、現在は熱血システム講師をしています。とにかく好奇心旺盛で、大好きな車に乗りながら、日本各地に温泉グルメドライブしています。