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大阪/歯神社 全国で珍しい歯にまつわる神様

2013/02/21

大阪・梅田にある歯神社

大阪・梅田にある歯神社

「歯の神様がある」と教えてもらったのは、先日のこと。しかも場所は、大阪の梅田という、まさに都会のど真ん中だそう。梅田であれば、今まで何度も訪れたことがあり、そんな神社、あったかな・・・・・と、その場所が最初、パッと思い浮かばなかったです。そして、ホームページで場所を確認していざ向かうと、自分がよく通っている『ユニクロ』の真横に、歯神社は本当にありました。小さすぎて全然気づかなかったです。

調べてみると、歯神社が今のような形になったのは、明治の初め頃。少なくとも昭和初期には社殿が存在していたとのことで、大阪が一面焼け野原になってしまった1945年(昭和20年)の大阪大空襲もくぐり抜けてきたそうで、けっこう貴重な史跡なのだとか。

ただ、2000年(平成12年)、この歯神社が放火に遭い、社殿の前部が全焼してしまう事件が発生。その後、有志によって再建され今日に至る、とのことです。確かにこの界隈、若者が日中たむろして治安が良いとはいえませんが、再建されて本当によかったと思わざるを得ません。

いまや全国の歯医者さんをはじめ、歯に関わる老若男女の参拝が絶えない歯神社。最も有名なのが、毎年6月4日に行われる例祭「歯神祭」です。そもそもは神社は、もとは農耕神だった稲荷社のご神体の巨石が決壊した淀川の濁流をせき止めた、つまり"歯止め"したことから歯止めの神様として信仰を集め、のちに歯痛止めにもご利益ある、虫歯にご利益ある、歯の病気のもご利益ある・・・・・となったそうです。当日、神事のほか、参拝者には先着100名に無料で歯ブラシの授与も行われます。10年以上続いている、いまや梅田エリアの名物行事として定着している、とも聞きました。歯ブラシ感謝祭、ともいわれているそうです。

その他、歯神社のお守り、御札もありました。ただ、歯神社そのものはとても小さく、近くの綱敷天神社御旅社の授与所で授与されているとのこと。歩いて10分ほどの場所にあります。郵送もしてくれるようです。

歯神社

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。