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大阪/今宮戎神社 商売繁盛ならココで決まり

2013/02/15

今宮戎神社の屋台

平城京跡に再建された大極殿

大阪は商いの街、といわれる中で、「商売繁盛」を願ってたくさんの参拝客が訪れるのが、大阪市浪速区にある"えべっさん"こと、今宮戎神社です。特に毎年、1月9日から11日にかけて行われる「十日えびす」では、境内が人であふれて身動きができないほど。十日えびすでは、拝殿で福笹を授かってから御札と吉兆(きっちょう)と呼ばれる小宝を付ける風習は昔から続いています。

大阪で商売をしているお店などを訪ねると、福笹が飾ってあるのをよく見かけます。たいていの商店などは正月が明けてこの十日えびすに合わせて今宮戎神社に行き、毎年の商売繁盛を願います。境内の外にもたくさんの縁起物を売る屋台がズラリと並ぶのは、十日えびすの名物。買い求める人でごった返しています。

また、十日えびすは、満18歳から23歳の女性が「福むすめ」で選ばれるのも、毎年恒例。一般公募される中でかなりの高い倍率を誇る人気だそうです。かつて、藤原紀香や進藤晶子らも元・福娘の経験者だそうで、芸能界への登竜門、なのかもしれませんね。外国人の福娘も最近は珍しくなくなりました。

もともと今宮戎神社は、聖徳太子が四天王寺を建立した際、西方の守護神として建てられたと伝わっているそうです。そんな昔から由緒ある神社だったと先日、初めて知りましたが・・・・・十日えびすがさかんになったのは、江戸時代の中頃だそう。天下の台所といわれた大阪にあって、商人たちによって栄えた歴史がうかがえます。

そして、十日えびすの名物とも言える福笹は、福笹は、神仏分離の以前、京都の建仁寺が鎮守の社とした京都ゑびす神社によってスタートしたとされ、「節目正しく真っ直ぐに伸び」「弾力があって折れない」「葉が落ちず常に青々と茂る」といった特徴で商売繁盛などの縁起物になったそう。吉兆とは、銭叺(ぜにかます)・銭袋・末広・小判・丁銀・烏帽子・臼・小槌・米俵・鯛等の縁起物からなり、十日戎の参拝者はこの吉兆を自由に選んで福娘によって飾りつけて授与されるのが恒例行事。

大阪に限らず、商売繁盛を願ってこのえべっさん、訪れる価値ありだと思います。

今宮戎神社

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。