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京都/いまや市民憩いの場「京都御苑」

2013/01/22

広々とした京都御苑の敷地にて

広々とした京都御苑の敷地にて

京都御苑の入口 誰でも入れる

京都御苑の入口 誰でも入れる

京都市内の大きな部分を占めている京都御苑。かつて平安京があり、京都御所が置かれていた周辺を京都御苑といいます。現在、誰でも無料で入ることができる公園になっています。

京都御苑は、京都御所があった場所、およびその周辺なだけに、歴史あるさまざまなエピソードが尽きない場所。

特に、見どころといえば「蛤御門」でしょうか。1864年(元治元年)、尊皇攘夷派だった長州藩と徳川幕府の会津藩の戦い、禁門の変(蛤御門)が勃発した際、この戦いにおける傷跡、銃弾の跡がいまだ門に残っていて、これも誰でも見ることができます。

ちなみに、明治になって天皇や公家たちがいっせいに東京に移ると、公家屋敷が立ち並んでいた京都御所周辺は一気に空き家になって荒廃してしまったそう。そして、明治天皇自らの命令で、火災延焼を防ぐために公家屋敷は取り壊され、公園として整備されたとのことです。現在、京都御所はじめ、仙洞御所、京都大宮御所、京都迎賓館などがあり、その周辺を京都御苑といいます。

京都御所は、春と秋に一般公開があるほか、宮内庁の事務所に事前に申し込むと内部を見学できます。また、京都御苑には公家の邸宅の遺構がかなり残っていて、南西部に閑院宮家の邸宅が保存されているほか、北部に桂宮家の邸宅の築地塀、表門、勅使門で、非公開ですが、庭園と池も残っています。さらに、五摂家だった近衛家や九条家の庭園の池も見学でき、公家の優雅な生活ぶりがチラッと垣間見れます。

広さは、63ヘクタールもあって、北から南まで歩くとその大きさを実感できます。砂利道が当時の雰囲気を彷彿とさせるものがあり、木々が生い茂る自然に囲まれていてリフレッシュできる場所。春の桜が咲く季節が、個人的にはとても好きです。グラウンドや手煮るコートなどもあり、いまや京都市民の憩いの場です。京都に泊まって朝、ウォーキングやジョギングをするのもオススメといえそうです。

京都御苑(環境省)

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。