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京都/あの世に行ける寺&子育幽霊飴

2013/01/10

800年続く名物「子育幽霊飴」

800年続く名物「子育幽霊飴」

この世とあの世の井戸がある「六道珍皇寺」

この世とあの世の井戸がある「六道珍皇寺」

京都にはミステリーなスポットが本当に多い。「子育幽霊飴」もその名称から京都ならではじゃないかと思います。

子育幽霊飴は、東山区にある「みなとや幽霊子育飴本舗」で販売している飴。ここでしか入手できません。興味があって一度、お店に立ち寄ってこの飴を買って食べてみたことがあります。琥珀色をした飴で、味は麦芽糖のほんのりしたやさしい甘さがして、なかなかおいしかったです。サイズは大小2種類のみ。平日だったけど入れ替わりで観光客(?)がやってきて店はにぎわってました。

この飴にまつわるエピソードはというと、昔、土の中から赤ちゃんの鳴き声がするので掘り起こしてみると数日前に埋葬された身重の女性がいて、その傍らに赤ちゃんがいたそうです。すでに亡くなっていたその女性は夜になると埋められた場所から幽霊になって出てきてこの飴を夜な夜な買いに来ていたとのこと。そして、赤ちゃんが見つかってからはパッタリ来なくなった、という伝説が残っています。

ちなみに、お店がある場所の地名は、轆轤(ろくろ)町。昔は「どくろ町」と呼ばれていたそうです。どくろ=骸骨・・・やっぱりこのあたりちょっと怖い、かも。

お店から北に少し歩くとあるのが、六道珍堂寺。六道とは、人間、修羅、畜生、餓鬼、地獄の6つの死後の世界のことで、その冥界への分かれ道が六道の辻。ちょっと怖い閻魔大王の像をはじめ、平安時代に冥界に通うのに使ったとされる井戸も残されています。井戸は残念ながら近くで見ることはできませんでしたが・・・

子育幽霊飴に、六道の辻・・・まさに、この世とあの世の分かれ道。お店で「その辺に三途の川があるらしいよ」といわれ、ちょっとゾッとしました。お盆には、先祖にあたる精霊を迎えに行く「六道まいり」も有名ですし、なかなかリアルな怪談スポットといえるかもしれません。

京都観光Navi:六道珍皇寺

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。