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京都/保存食にもオススメ「大徳寺納豆」

2013/01/11

京都の名産品「大徳寺納豆」

京都の名産品「大徳寺納豆」

納豆というと、ネバネバした大豆にタレや辛子をつけて混ぜて食べる、身体にいい食べ物のイメージがあります。でも、京都にある「大徳寺納豆」は、納豆という名前がついていててもちょっと違いました。

まず、大徳寺は京都市内の北部"洛北"にあり、かなり大きなお寺でした。特に、大徳寺にある金毛閣は、安土桃山時代の天正17年(1589年)に、茶道で有名な千利休が寄進して作られた二層の三門。しかし、この門の楼上に利休の木造があることを知った当時の天下人、豊臣秀吉が「自分を上からながめる、踏みつける気では・・・」と怒ったことで、利休が秀吉から切腹を命じられる契機になったというのは、あまりに有名な話。

その大徳寺の門前で、室町時代から大徳寺塔頭の料理方を務めてきた歴史を持つお店が「大徳寺一久」です。大徳寺納豆を手がけて販売するお店は、大徳寺のまわりにかなり多く、いったいどこに行けば迷うほどですが、京都に詳しい知人に「大徳寺納豆なら、一久さんが確実」と勧められ、行ってみました。ちなみに、一久はあの一休さんで知られる一休禅師から名づけられたそう。そもそも大徳寺納豆は、一休禅師が製法をあみ出した、とも伝わってます。

保存がきき、栄養価の高い大徳寺納豆は、塩辛さとうまさがうまく絡み合い、まるで塩昆布のような感覚でお酒のおつまみ、お茶うけにいい感じ。納豆のような粘りはないですが、ちょっと病み付きになりそうな味と食感にビックリ。昔から優秀な保存食としても親しまれてきたとか。

大徳寺一久は、精進料理のお店で、昔の調理法を守るため、薪の釜や七輪を今でも使って提供しているそう。大徳寺納豆もその昔の製法を守って作られているので、ほかの店より味わい深くおいしく仕上がっていると聞きました。それから、大徳寺に行った時はほぼ必ず、この大徳寺納豆を一久さんで買って帰るようになりました。

大徳寺:臨済・黄檗 禅の公式サイト

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。