京都・大阪・奈良のパワースポット: 縁結び、悪縁切り、玉の輿、厄除、商売繁盛、金運、学業成就、健康などご利益のあるパワースポットを紹介します。

京都／「源氏物語」ゆかりの野宮神社

2012/11/16

源氏物語ゆかり野宮神社

野宮神社は縁結びで人気

昔も今も紫式部がつづった『源氏物語』は、恋愛のバイブル。源氏物語はフィクションの物語ですが、京都が舞台だったため、そのゆかりの地がいくつかあります。

その1つが、嵐山に近い野宮神社です。ここは、光源氏が六条御息所を訪ねて訪れた場所、といわれています。六条御息所は、光源氏より年上の恋人で、特に光源氏の別の恋人だった夕顔、最初の妻だった葵の上らに嫉妬するあまり、呪い殺したイメージがなんだかとても強い。

野宮神社は、嵐山の中心部から少し外れ、嵯峨野の竹林の中を歩いていった先にありました。この竹林は昔ながらの雰囲気があり、とても京都らしくてステキなスポット。いつも歩くたび、まるで平安時代にタイムスリップしたような感じがします。ただし、サクラや紅葉のシーズンは大混雑するので風情もなくなってしまうので、あまりおすすめできません。要注意。

この野宮神社は、神に仕える斎宮にゆかりがある場所。斎宮は、宮廷にゆかりのある未婚で清らかな女性のみが選ばれ、伊勢神宮に行く前に御所と嵯峨の野宮の潔斎場で何年もかけて精進潔斎しました。六条御息所の娘（のちに秋好中宮）が斎宮に選ばれ、母である六条御息所も伊勢に同行することを決めたため、光源氏のこの野宮への通いが始まり、そして別れる様子が、源氏物語の『賢木』に書かれているのは有名な話。ちょっと切ないストーリーです。

境内は、黒木の鳥居に小柴垣をめぐらしたとても質素な感じがしました。ただ、縁結びに関する絵馬やお守りはたくさんあり、参拝するのも圧倒的に女性が多かったです。そして、境内にある亀石をなでると1年以内に願いが叶うともいわれ、熱心になでている女性もたたくさん。縁結び関係のパワースポットは男性よりもやはり女性がすごく熱心なのが目につきますね。

野宮神社は、縁結び以外にも、学業成就や子宝・安全などにもご利益あり。嵐山の観光ついでに立ち寄りやすいスポットでした。

良縁、子宝、学問の神様野宮神社源氏物語の宮

ライタープロフィール

AKIさん／女性／年齢：30代／大阪府在住、自己紹介：日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。