中国ってどんな所?
中国在住9年目、夫は韓国人で2人の子供の育児中のはなオンマさんさんが住んでいる視点で驚きの中国を紹介します。

中国人に人気の吉野家

2013/03/17

中国には牛丼でお馴染みの日本の吉野家があります。

尖閣問題での影響で、日本製品の不買運動などによって日本の自動車メーカーが大幅に売り上げを落としていたり、中国から東南アジアに拠点を移そうとしている企業が増えているというニュースを最近よく耳にしますが、先日、吉野家に行ってみると、半日デモ前と変わらず、中国人のお客さんでいっぱいでした。

中国の吉野家の売りもやはり「牛丼」です。日本と同じようにどんぶりに入っていて、味もそんなに変わりないように思います。違う所と言えば、紅しょうがや七味などが置いてないことでしょうか。

サイドメニューの頼み方も違います。日本では単品でお味噌汁やサラダを頼むと思うのですが、中国では最初からセットになっています。まるで、マクドナルドのセットのように、「牛丼、味噌汁、茶碗蒸し」のセットや、「牛丼(その他のメイン)、サラダ、コーラ」のセットなどのようになっています。

店内もマクドナルドのようなファストフード店のようになっていて、日本のようなコの字型のカウンターはありません。カウンターで注文、支払いをして、食べ物を受け取ると自分で席まで運びます。が、中国は片付けは店員の人がしてくれますので、自分で片付ける必要はありません。

そして、牛丼以外のメニューが日本とは全然違います。日本にある「定食」はなく、牛丼以外のどんぶりメニューには「豚の角煮丼」、「鶏の照り焼き丼」がありました。その他に、ちょっと平皿にごはんを入れて、その上にさばの味噌煮とゆでたブロッコリーやにんじんが乗っているものや、鶏の照り焼きと牛丼の具と茹でた野菜が乗っているものなど、中国のオリジナルメニューがたくさんあります。「鍋」というメニューもあって、たぶん一人鍋なのでしょうが、やたら店員がすすめてきていましたが、誰も店内で食べている人はいませんでした(笑)。

お店の売りである牛丼は残しつつ、中国人の好みにもしっかりと合わせているところが吉野家が中国で生き残れている要因なのでしょうね。これからも生き残っていってほしいです。

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ライタープロフィール

はなオンマさん/女性/年齢:30代/中国北京在住/中国在住9年目、夫は韓国人で2人の子供の育児中。もはや自分が何人か分からなくなってきている今日この頃。楽しくなれる記事を書いていきたいです。