中国ってどんな所?
中国在住9年目、夫は韓国人で2人の子供の育児中のはなオンマさんさんが住んでいる視点で驚きの中国を紹介します。

中国人のブラックな習慣

2013/01/09

中国ではいわゆる「袖の下」を渡すことがまだまだ普通に行われます。

うちの夫は営業職なのですが、「お前の所と契約してあげるから俺にいくらくれ」と言われることは日常茶飯事で、中国の現地校に通わせている親たちは、自分の子供をよく見てもらおうと先生にお金や高価な品物を渡すことも当たり前です。

ある知り合いは息子の幼稚園の先生に年に3回、家の近くに呼び出して現金を渡すらしいです。担任の先生と副担任の先生方、合計で4人の先生に計5000元(約65000円)を渡すそうです。そうすると、参観日なんかで幼稚園に行くと、明らかに自分の子供に先生がよくしてれている、と言います。反対に、何も渡さないと自分の子供がひどい扱いをされる心配があると言います。面白いのは、彼女が先生にお金を渡そうとすると先生は毎回、一応「もらえない」と断るそうです。…が、最後にはしっかり受け取って帰って行くそうです(笑)

学区外の評判のいい(公立の)学校に子供を入れようとして、知り合いを通じてお願いをすると、学校の先生からいくら包んでくださいとはっきり言われるなんてこともあります。

ある友達が中国の免許証を持たずに車を運転していて、他の車と接触事故を起こした時は、警察に3000元(約38000円)を渡して免許証を持っている他の友達が事故を起こしたことにしてもらったそうです。中国では無免許運転は罰則が厳しいですが、減点制度がないことと、車自体に保険がかかっているので、運転していた人間が誰であれ、事故の修理代は全て保険会社が負担してくれるという事情からこういうことが可能なのかもしれません。

こういう風習は中国で長く生活していると感覚が麻痺してきて、「袖の下」を渡す生活が当たり前になってきてしまいます。 会社の為に一生懸命働く日本人や、生徒からお土産すら受け取らない日本の学校の先生を見ると、最近は「真面目すぎ!」って思ってしまいます。

もう日本社会では生きていけないのではないかという不安を抱き始めた今日この頃です。

関連記事
ライタープロフィール

はなオンマさん/女性/年齢:30代/中国北京在住/中国在住9年目、夫は韓国人で2人の子供の育児中。もはや自分が何人か分からなくなってきている今日この頃。楽しくなれる記事を書いていきたいです。